山なりの球に相手選手は反応できず「フリーズしてしまった」 テニスのBNPパリバ・オープンは10日(日本時間11日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズでの男子シングルス1回戦が行われ、クリストファー・ユーバンクスとマクシム・クレシー(と…

山なりの球に相手選手は反応できず「フリーズしてしまった」

 テニスのBNPパリバ・オープンは10日(日本時間11日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズでの男子シングルス1回戦が行われ、クリストファー・ユーバンクスとマクシム・クレシー(ともに米国)が対戦。第2セットにはクレシーが、観客席も笑うしかない超スローサーブを放ってエースを記録する珍シーンが見られた。

 第2セット、サーブを放ったクレシー。しかし、これがミスショットとなり、山なりの球に。ユーバンクスは一瞬固まってしまい、対応できず。まさかのサービスエースに観客席からは驚きとも取れる笑い声が聞こえた。打った本人も笑うしかない。プロでは時速200キロを超えるサーブを放つ選手も珍しくないが、26マイル(約42キロ)の超スローサーブだった。

 米テニス専門メディア「ベースライン」はこの珍エースを紹介。球速が26マイルだったと伝え、試合会場が「突風が吹くコンディション」だったと記した。さらに、反応できなかった相手のユーバンクスのコメントを掲載。「フリーズしてしまった。(ネットを)越えるはずないと思ってしまった」「テニス史上最も遅いサーブと言うしかない」と“お手上げ”の様子だった。

 ATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターも実際の映像を公開。「ナイスなアクシデント」「クレイジー・エース」「風を味方につけた」「美しい」「素晴らしい」「史上最高にラッキーなサーブだね」などのコメントが寄せられている。

 超スローサーブにやられたユーバンクスだったが、2-1で逆転勝利。同12日の2回戦でキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。(THE ANSWER編集部)