開幕まで残り2週間。各チーム最終調整の段階に入る中、注目を集める巨人の正捕手争いにいよいよベテラン、小林が加わった。
巨人・小林誠司捕手(32)が11日のオープン戦・オリックス戦(京セラ)からチームに合流。この日の試合では6回の守備から途中出場し、畠、高木、大勢をたくみなリードで計3イニング無失点リレーとした。
7回二死満塁の好機で回ってきた打席は三塁への力強い打球が好守にはばまれて三ゴロになるという不運もありながら、元気な姿をアピールした。
小林に関して元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「誠司は出遅れても頑張っていたみたいだし、今日あとからマスクをかぶって、リズムもテンポも良かった」と評価。打撃に関しても結果は示せなかったが「悪い打球じゃなかった」とフォローする姿勢まで見せた。
小林は新型コロナ陽性の影響でキャンプは3軍スタート、ここまで下で調整を続けていた。
一方、正捕手争いを繰り広げる大城は着々と段階を踏んでいる。この日は6回二死の場面、オリックス左腕・能見の外角高め直球をはじき返し、2号ソロをマーク。昨年までは対左打率は・191と低迷。開幕投手が左腕の中日・大野雄が予定される中、「予行演習」でしっかりと結果を残し、また一つ開幕スタメンマスクに向け、前進した。「やっぱり(大城)タクミがしっかりしていかないといけない」と元木ヘッド。注目される正捕手争いは、昨年も先発マスクを最も多くかぶった大城中心に回っていくことがうかがえた。
では、ベテラン小林の役割はどこになるのか。この点については、こんな指摘もある。
「大城が安定した主戦捕手となるためには、やはりエースの菅野を始め、先発ローテーションで回る投手陣の信頼を得ることが大事となる。一方、目配りが効く小林をバッテリーの相手として指名する投手の声はいまだに多いと聞く。そういった選手のフォロー役に加え、新外国人投手とのバッテリーなど活躍の場を広げることが生き残りへの道となる」(球界関係者)
「スガコバ」「ドスコバ」など、ファンの間では菅野や山口とのバッテリーで知られる小林。安定したリードやブロッキング技術、強肩などが評価されているが、課題は2年連続打率1割未満と低迷する打撃にある。この日も安打は出なかったが、DHがないセ・リーグでマスクをかぶり続けるためには、一にも二にも打撃で結果を示すことが求められている。
小林は「結果を出さなければいけない立場なので、二、三軍でやってきたことをしっかりと『結果』として出せるように頑張っていきたいと思います」と腕をぶす。開幕まで残り2週間、打撃でも快音を響かせたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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