先週末に開催された前節では、難敵レアル・・ソシエダに逆転勝利の首位レアル・マドリーが、セビージャ勢の取りこぼしを利用して…

先週末に開催された前節では、難敵レアル・・ソシエダに逆転勝利の首位レアル・マドリーが、セビージャ勢の取りこぼしを利用して勝ち点差を広げることに成功。また、共に重要な勝ち点3を手にしたバルセロナとアトレティコ・マドリーがそれぞれ順位を一つずつ上げてトップ4圏内を確保している。

ヨーロッパコンペティションでの激戦が続く中、今回の第28節では16位マジョルカ(勝ち点26)のMF久保建英が、保有元のレアル・マドリー(勝ち点63)に挑むマンデーナイト開催の一戦に注目だ。

マジョルカは前節、セルタと壮絶な打ち合いの末に後半アディショナルタイムに献上した痛恨のPKを決められて3-4の敗戦。これで泥沼の4連敗となった。FWムリキらの加入による影響もあって一時2連勝を記録し、残留争いから抜け出す気配を見せたが、そこからまさかの4連敗。ベティス、レアル・ソシエダ戦に関しては上位陣相手に実力差がそのまま出た格好となったが、バレンシア戦、セルタ戦では決定力、守備の脆さ、ゲームコントロールの脆さと異なる課題が露呈。チームとして正念場を迎えている。

その苦境の中で臨む今節は盤石の首位チームが相手と、再び厳しい戦いを強いられる。対戦相手は激闘を戦い、次節にエル・クラシコを控えているため、付け入る隙は十分にあると思われるが、勝ち点を得るにはチームとして最高のパフォーマンスを披露する必要がある。古巣対戦の久保に関してはチームのシステム次第で起用法が変わってくる。直近のセルタ戦では[5-3-2]の2トップの一角での起用となったが、チームの守備が崩壊しており、本来の[4-4-2(4-2-3-1)]への変更も想定される。その場合、右サイドかトップ下でセカンドボールの回収役、カウンターの担い手としての仕事が求められる。

一方、リーグ戦3連勝で2位以下に8ポイント差を付けて再び独走態勢に入ったマドリーは、直近のチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(PSG)を破り、逆転でのベスト8進出を決めた。1stレグに続き1点ビハインドを背負う厳しい戦いを強いられたが、後半にエースFWベンゼマが圧巻のハットトリックを達成。クラブ史に残るベルナベウでの新たな伝説の夜を経験し、チーム状態は最高だ。そのPSG戦から中4日の試合となるが、次節にバルセロナとのビッグマッチを控えており、幾つかのポジションでターンオーバーが見込まれる。そのPSG戦を累積警告で欠場したDFメンディ、MFカゼミロには疲労困憊のチームを救う、普段以上のハードワークを期待したい。

そのマドリードのライバルに続きCLベスト8進出を目指すリーグ4位のアトレティコ(勝ち点48)は、週明けに敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦を控える中、フライデーナイト開催の一戦で降格圏の18位に沈むカディス(勝ち点24)とのホームゲームに臨む。

前節のベティス戦をFWフェリックスのドブレーテの活躍で3-1の勝利を収め、トップ4圏内返り咲きを果たしたチームだが、同試合ではDFヴルサリコ、MFレマルが新たに負傷者リスト入り。DFサビッチの復帰に加え、ベティス戦で負傷交代したFWアンヘル・コレアの起用に目途が立った点は朗報だが、重要なユナイテッド戦を控える中でこれ以上の負傷者は出したくない。とはいえ、熾烈なCL出場権争いにおいて下位相手の勝ち点逸は許されず、主力を起用しながら前半の内に決着を付けるような戦いが望ましいところだ。

次節にエル・クラシコを控える3位のバルセロナ(勝ち点48)は、11位のオサスナ(勝ち点35)を相手にリーグ戦4連勝を狙う。前節のエルチェ戦では苦戦を強いられたものの、チャビ監督の交代策が見事に嵌り、FWフェラン・トーレス、FWデパイの途中出場2選手のゴールによって2-1の逆転勝利を飾った。

これで公式戦4連勝となったチームだが、直近に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではホームでガラタサライ相手に痛恨のドロー。試合自体はコントロールしたものの、今冬に貸し出した古巣対戦のGKイニャキ・ペーニャの再三のパラドンに阻まれ、0-0のスコアで1stレグを終えることになった。これにより、クラシコ直前に敵地トルコで行われる2ndレグに主力起用を余儀なくされており、今回のオサスナ戦では極力消耗を避けながらしっかりと勝ち点3を手にしたい。ただ、前回対戦では2度のリードを追いつかれた難敵だけにやや湿りがちな攻撃陣の奮起が求められる。

首位チームを追う2位のセビージャ(勝ち点55)、トップ4返り咲きを狙う5位のベティス(勝ち点46)のセビージャ勢は、それぞれ13位のラージョ(勝ち点31)、8位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点40)を相手にバウンスバックの勝利を目指す。

前節、アラベス相手にゴールレスドローに終わって痛恨の取りこぼしとなったセビージャだが、ELではホームで難敵ウェストハムを相手にFWムニルのゴールを守り切って先勝。次節にレアル・マドリーがクラシコで取りこぼす可能性も十分にあり、逆転優勝に向けてはしっかりと勝ち点3を積み重ねていきたい。なお、対戦相手のラージョは泥沼の6連敗中ということもあり、その不振の相手をきっちり叩きたい。

一方、アトレティコとのシックス・ポインターに敗れたベティスは、直近のELでもホームでフランクフルトに1-2で先勝を許し、公式戦5戦未勝利と不振に陥る。サイドバックを中心に負傷者が続出しており、チームは守備面に問題を抱えており、堅守アスレティックとの一戦ではその守備陣を自慢の攻撃力でカバーし、公式戦6試合ぶりの白星を手にしたい。

また、週明けにCLユベントス戦を控える6位のビジャレアル(勝ち点42)は、前節のオサスナ戦で公式戦7試合ぶりの敗戦を喫した中で10位のセルタ(勝ち点35)を相手にバウンスバックの勝利を収め、良い形で敵地トリノへ乗り込むことができるか…。

《ラ・リーガ第28節》

3/11(金)

《29:00》

アトレティコ・マドリー vs カディス

3/12(土)

《22:00》

レバンテ vs エスパニョール

《24:15》

グラナダ vs エルチェ

《26:30》

ビジャレアル vs セルタ

《29:00》

ヘタフェ vs バレンシア

3/13(日)

《22:00》

ラージョ vs セビージャ

《24:15》

ベティス vs アスレティック・ビルバオ

《26:30》

レアル・ソシエダ vs アラベス

《29:00》

バルセロナ vs オサスナ

3/14(月)

《29:00》

マジョルカ vs レアル・マドリー