今季ツアー第2戦・明治安田生命レディス初日 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス初日が11日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。ホステスプロの勝みなみ(明治安田生命)は、5バーディー、1ボギーの68で回り、4アン…

今季ツアー第2戦・明治安田生命レディス初日

 女子ゴルフの今季2戦目・明治安田生命レディス初日が11日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。ホステスプロの勝みなみ(明治安田生命)は、5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーの6位発進となった。予選落ちした昨年大会については「責任を感じた」と語っていたが、粘り強さを発揮。上位争いに加わったことを素直に喜んだ。首位は7アンダーの西木裕紀子(須磨産業)。

 勝は後半、出だしの10番パー5をボギーにして「これはまずい」と感じたという。この時点でイーブンパー。上位から離されていたからだ。だが、296ヤードの11番パー4では計算通りのショットでスコアを取り戻した。

「第1打は5番ウッドで打ち、第2打は58度(ウェッジ)のフルショットで打てる87ヤード地点からでした。それがピン奥2.5メートルについてバーディーが取れました。これは大きかったです」

 前日、勝は「コースが短いので、58度でフルショットが打てる距離にボールを置きたいです」と話していた。ピンチを好マネジメントで脱した勝は、14番パー3からは3連続バーディー。終わってみれば6位につけ、安堵の笑顔を見せた。

「ナイスプレーだったと思います。去年とは比べものにならないくらいにいい位置ですから」

昨年は力みから予選落ち「恩返しできるように頑張る」

 昨年大会、勝は「明治安田生命さんの期待に応えたい」という思いが力みになり、初日78をたたいて110位、第2日も75とスコアを落として通算9オーバーの104位で予選落ちだった。だがこの日は「1打1打、悔いがないようにやろう」と集中力を持続し、後半にスコアを伸ばした。

 プロにとって、契約先の期待に応えることは大切な使命。トッププロとしてそれを強く感じる勝は、あらためて言った。「恩返しできるように頑張ります」。まずは、第2日に優勝を狙える位置を目指す。

◆鶴岡果恋(今季から明治安田生命の所属、4アンダーで好発進)

 2番パー3で第2打をバンカーから出せずにダブルボギー。「絶対に取り返す」と火がついた。3、4番で連続バーディーを奪い、終わってみれば4アンダー。「ホステスプロとして絶対に予選落ちしたくないですし、うまくマネジメントもできました。残り2日もアンダーを出して優勝を目指したいです」。緑と黄色が入ったウェアは、明治安田生命のカラーを意識したもの。勝と同じく「恩返し」の思いで頂点を狙う。(THE ANSWER編集部)