女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク54位のM・コスチュク(ウクライナ)が同68位のM・ザネブスカ(ベルギー)を6-7(5-7), 7-…

女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は10日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク54位のM・コスチュク(ウクライナ)が同68位のM・ザネブスカ(ベルギー)を6-7(5-7), 7-6(8-6), 7-5の逆転で破り、初戦突破を決めた。
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女子テニス協会のWTAは試合後のコスチュクのコメントを紹介。母国ウクライナがロシアによる侵攻を受けている難しい状況の中で今大会に出場した思いを語った。
「正直、今の精神状態でコートに出るのはとてもきつかった。自分に何を期待すればいいのか、自分の身体に何を期待すればいいのか分からなかった。今朝起きたとき、『もうダメだ、勝てない』と思っていた」
「でも私は解決策を見つけようとした。私の一番の目標は戦うことで私の仕事はテニスをすること。これが今の状況で私ができる最大の方法だと思った」
勝利したコスチュクは2回戦で第20シードのE・メルテンス(ベルギー)と対戦する。シード勢は1回戦免除のため、2回戦からの登場。
今大会の第2シードはA・サバレンカ、第3シードはI・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードはA・コンタベイト(エストニア)、第5シードはM・サッカリ(ギリシャ)、第6シードはP・バドサ(スペイン)、第7シードはKa・プリスコバ(チェコ)、第8シードはG・ムグルサ(スペイン)。第1シードのB・クレチコバ(チェコ)は棄権を発表した。