今シーズンキャリアハイの活躍を披露しているデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)が、米カルチャーメディア『Complex』の“…

 今シーズンキャリアハイの活躍を披露しているデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)が、米カルチャーメディア『Complex』の“Sneaker Shopping”に登場した。

“Sneaker Shopping”は、カーメロ・アンソニーやデイミアン・リラード、カイリー・アービングなど、過去にも名だたるNBAプレーヤーが出演してきた大人気お買い物企画。デローザンはスニーカーヘッズたちも一目置くシカゴのアカウント『Stadium Goods』を訪問し、気になるスニーカーに目星をつけながら、司会を務めるジョー・ラ・プーマのインタビューに答えている。

 最初のエピソードトークは、バスケットシューズにまつわる苦い思い出について。5度のNBAオールスターが初めて手にしたジョーダンは、『エア ジョーダン 13』初期のラインアップのひとつで名作とされている“Flint”(グレー/ネイビー)だった。しかし、そのジョーダンは、「JORDAN」のスペルが「JORDEN」と表記されていた偽物。デローザンは購入した後にその事実を認識しながらも、何食わぬ顔でまるで本物かのようにフェイクモデルを着用していたという。

 そんなデローザンも、今ではNBAでも屈指のスニーカーマニアとして他のプレーヤーから一目置かれる存在。とりわけ、トロント・ラプターズに在籍していた2013年には、かつてペニー・ハーダウェイの足元を支えた『エア フォームポジット ワン』をオンコートで着用。非常に重量があり、現代NBAでは全く目にすることのないモデルだが、デローザンはその理由をこう語っている。

「確かに、今思えば無謀だったかもしれない(笑)。でも、楽しかった記憶があるよ。“スニーカーキング”に下克上するような気分で、(どのシューズも)魅力的だった。子どものころに欲しかったけど持っていなかったシューズを履くことが、僕のリーグでの夢だったんだ。」

番組内ではコービーとの関係性についても言及


 デローザンは根っからの“コービー・ガイ”としても知られている。2人の関係性が始まったのは、デローザンが高校生だった時のこと。同選手にとっての最初のコービーは、コービー・ブライアント本人から受け取った『コービー 1』だったことを明かし、在籍していた南カリフォルニア大学(USC)にもカレッジのエクスクルーシブカラーを提供していたそう。デローザンはこうしたブラックマンバの継続的なサポートへの感謝から、コービー一筋を貫いている。

 現在でも、NBAでは多くの選手がコービーのシグネチャーを着用している。なかにはオンコートでの使用を目的に、転売市場からシューズを購入しているプレーヤーも存在するほどだ。これほどまでに愛されるコービーのシグネチャーについて、デローザンは以下のようにコメントしている。

「みんな知っていると思うけど、もう生産されることはないからね。悲しいけど、仕方がない。(コービーのシグネチャーは)本当に素晴らしいパフォーマンスシューズで、必要な機能が備わっている。ポイントガードからビッグマンまで、みんなコービーを履いている。間違いないモデルってことだよ」

 そのほかにも、スニーカーキングとして双璧をなすPJ・タッカーのエピソードも暴露してくれた。以前、18000ドル(約210万円)でマイアミのスニーカーショップ『SoleFly』と『エア ジョーダン 3』のコラボモデルを譲ってほしいと言われて断ったこと、デローザン本人さえ持っていないデローザンのPEを持っていることなど、その話し振りからは互いに熱心なコレクターとして情報交換している様子が伺えた。

 最後は恒例のお買い物タイム。マイケル・ジョーダンの息子が経営する『Trophy Room』の『エア ジョーダン 1』(関係者限定モデル)や、2015年に発売された『エア ジョーダン 1 “Shattered Backboard”』、さらにはラッセル・ウェストブルックが展開するファッションブランド「Honor The Gift」のアパレルなどを購入し、お会計の総額は12700ドル(約150万円)となった。

 好調を維持するデローザン。プレーオフでもスペシャルなコービーモデルを履くことが予想されるため、プレーと同様、同選手の“オンフィート”にも着目していきたい。

 文=Meiji

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