男子テニスで世界ランク4位のR・ナダル(スペイン)は10日、出場するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)の記者会見に出席し、「毎日ここで楽しんでいる」と語った。>>ダニエル 太郎 vs マレー …

男子テニスで世界ランク4位のR・ナダル(スペイン)は10日、出場するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)の記者会見に出席し、「毎日ここで楽しんでいる」と語った。
>>ダニエル 太郎 vs マレー ポイント速報<<
>>ナダルらBNPパリバOP 男子組み合わせ<<
第4シードのナダルは今大会に向けて次のようにコメントを残した。男子プロテニス協会ATPの公式サイトがそれを紹介している。
「1週間以上ここにいて、毎日ここで楽しんでいるよ。ここは間違いなく僕のお気に入りの大会のひとつだ。1日1日を大切にこの瞬間を楽しもうと思っている。今年はすでに3つのタイトルを獲得しているけど、これは僕にとって驚くべきことだ」
35歳のナダルは今季、1月のメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で昨年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)以来 約5カ月ぶりのシングルス公式戦で優勝を果たすと、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では史上最多となる21度目の四大大会制覇を達成。
さらに2月のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では2020年以来2年ぶり4度目のタイトルを掲げており、今シーズン15戦全勝で自己ベストである2014年の11連勝を大きく更新している。
ナダルはこの好調の要因についても語った。
「僕は常により良くなるため、必要な時に自分のゲームに適応する方法を見つけることができたんだ。ある日はアグレッシブに、ある日はもう少しディフェンシブに、そしてより戦術的にプレーしてきた」
「サーブはうまくいっている。これは僕のキャリアの中で重要なことなんだ。それから、必要なときに正しい判断でプレーする勇気を持てたと思う。今は、さらに向上するために努力しているところだけど、これまでにコート上で見せている自分のテニスのレベルや強さには満足している」
「(全豪オープンで)勝つことはとても重要なことだった。でも、競争心を持ち、大会を楽しむことができたこと、また巨大なスタジアムでファンと一緒にプレーできたことが、僕にとって感動的だった」
なお、ナダルはシードのため1回戦は免除。初戦となる2回戦では世界ランク38位のS・コルダ(アメリカ)と同97位のT・コキナキス(オーストラリア)の勝者と対戦する。
ナダルは同大会で2007年と2009年、2013年に3度優勝を果たしており、今年は15度目の出場で4度目の制覇を狙う。