配信特化型の総合格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」が6日に開催され、第5試合のメインマッチは、鈴木千裕が平本蓮を判定(3-0)で下した。鈴木は昨年…

配信特化型の総合格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」が6日に開催され、第5試合のメインマッチは、鈴木千裕が平本蓮を判定(3-0)で下した。鈴木は昨年11月「RIZIN TRIGGER 1st」の山本空良戦からRIZIN2連勝。一方の平本はMMA2連敗となった。

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■“完勝”の鈴木「朝倉選手が引退するまでに戦えるように」

(C)RIZIN FF

メインマッチは第1ラウンドから激しい打撃戦となった。スタンドとグラウンドが目まぐるしく入れ替わる展開が続くが、鈴木の強烈なパンチを受けた平本は早々に鼻から出血。ラウンド終了直前には平本の左目が腫れ上がるなど、鈴木の強打ぶりが際立つ。

第2ラウンドは開始直後から鈴木が相手をリングに押し付けグラウンドに持ち込もうとするも、ここは平本が持ちこたえる。鈴木が肘、膝を入れるもなかなか倒れない平本。しかし、再びグラウンドに持ち込まれ、鈴木のパウンドで防戦一方となった。

両者ともに疲労の色が見えるなか最終ラウンドに突入。劣勢を巻き返すべく攻める平本に対して、鈴木はなんとか耐えながら相手をコーナーに追いやっていく。最後は平本がマウントポジションからパンチを振り下ろすも、ここで試合終了のゴング。1ラウンドから決定打を入れ、3ラウンドを通じて終始、自分のペースに持ち込んだ鈴木が3-0のフルマーク判定勝ちを収めた。

鈴木は試合後、「僕のことを知っている方は少ないと思うんですけど、これからもっとみんなに知ってもらえるよう、テッペンを目指すので、これからもよろしくお願いします」とコメント。今後、誰と戦いたいかという質問には「僕のSNSのコメント欄に朝倉(未来)選手がコメントしてくれて、あの時の激励の言葉、すごく嬉しかったです。朝倉選手が引退するまでに戦えるよう実力をつけていきますので、その時は対決をお願いします」とさらなる挑戦に意欲を見せた。

一方、持ち味を出しきれず失意のMMA連敗となった平本は、呆然気味の表情で涙を浮かべながらも「負けてないです。すぐにやります。死ぬ気でやってきたので後悔はないです。また這い上がります」と最後まで強気の姿勢を崩さなかった。

(C)RIZIN FF

「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2」はRIZIN LIVEほか全9社でPPV配信。アーカイブ配信は3月13日(日)23:59まで。

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文・工藤愛梨(SPREAD編集部)