昨夏、ロナルド・クーマン前監督の下で今シーズンをスタートさせたバルセロナ。しかし、ラ・リーガでは最初の11試合で4勝3…

 昨夏、ロナルド・クーマン前監督の下で今シーズンをスタートさせたバルセロナ。しかし、ラ・リーガでは最初の11試合で4勝3分4敗となかなか軌道に乗ることができず、同監督を解任することに。
 その後、昨年11月にクラブのレジェンドであるシャビ・エルナンデス氏が新指揮官に就任してからも調子はなかなか上がらなかったが、今年に入ってから復調。3月5日時点では公式戦7戦連続無敗を記録し、リーグ戦では4位に浮上した。
 バルセロナはどのように調子を取り戻したのか――。3つのトピックスからその理由を探ってみた。

■ペドリやガビたち若手MF台頭で「黄金の中盤」復活へ

 ここ最近のバルセロナでは、若手の活躍が著しい。特にペドリやガビ、ニコ・ゴンザレス、フレンキー・デ・ヨングといった中盤の選手たちが躍動しており、チームの復調を支えている。

 かつてジョゼップ・グアルディオラ監督の下で黄金期を迎えたバルセロナではシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツの3人によって構成された中盤が眩い輝きを放っていた。

 それ以降は鳴りを潜めていた3センターだが、現在はタレントたちが次々と台頭。当時の「生き残り」であるブスケツとともに中盤を構成し、猛威を振るっている。

 そのなかでも、市場価値が8000万ユーロ(約100億円)にも上る19歳のペドリ、史上最年少でスペイン代表デビューを果たした17歳のガビにかかる期待はかなり大きい。相手守備ライン間での精密なポジショニング、ぴったりマークされていてもターンできる技術、そして決定的なラストパスを出せる彼らがここからさらに成長すれば、「黄金の中盤」の復活も夢ではないだろう。

■移籍市場での積極補強が成功

 クラブは深刻な財政難に陥っているなか、今冬の移籍市場でかなり積極的な補強を敢行。ダニエウ・アウベス、フェラン・トーレス、アダマ・トラオレ、ピエール=エメリク・オーバメヤンといった新戦力が加わった。

 38歳とキャリアの終盤に差し掛かっているアウベスはすぐレギュラーに定着し、的確なポジショニングとボールスキルでチームに貢献している。

 そして他の3人は「不動の3トップ」として躍動。

 前線ならどのポジションでもこなせて高い戦術理解度を誇るフェラン・トーレス、加入後6試合で5ゴールを決めているオーバメヤン、ワールドクラスの突破力と高いクロス技術を兼備するトラオレの3人組は、今やチームに必要不可欠なアタッキングユニットとなっている。

 ナポリとのヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレーオフ2ndレグでは、右サイドを突破して中に切れ込んだトラオレのクロスにオーバメヤンがペナルティエリア中央で合わせてゴールを記録。新加入同士でのホットラインも形成されつつある。

 獲得した選手がしっかりとハマり、即戦力として躍動しているという側面は、今のバルセロナの好調ぶりを語る上では欠かせない要素だ。

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