過去10年、弥生賞での1番人気は【3-2-1-4】。今年出走するドウデュースと同じ無敗の2歳王者は、2018年のダノンプレミアムこそ勝利したが、昨年のダノンザキッドは3着、16年のリオンディーズは2着に敗れている。
この2頭は後の戦績を見ると、マイル適性が高い馬たちだった。ドウデュースは母がBCフィリー&メアスプリント2着など、米国のダート6~7Fを主戦場とした馬であり、過去の2歳王者たちと同じく、距離適性の不安はつきまとう。ここはあくまで連軸の評価が賢明か。
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一方、台頭しているのがステイヤータイプ。過去3年の優勝馬を見ると、菊花賞馬・タイトルホルダー、菊花賞3着のサトノフラッグ、阪神大賞典3着のメイショウテンゲンと、後に長距離戦で活躍した馬が並んでいる。
弥生賞は例年、前半36秒台で入り、それでいて後半35秒台のケースが多く、勝ち時計は本番・皐月賞より2秒以上遅い勝ち時計で決着する。つまり、弥生賞では将来のステイヤー候補に「穴馬」が潜んでいるというわけだ。
■リューベック
GI2勝のディアドラを姉に持つリューベックは、2走前の札幌2歳Sで3番人気6着に敗れているが、これはゲートで競走除外となった馬のアオりを受けてのもの。集中力を欠いて出遅れた上に、直線でも本来の脚が使えなかった。まったく参考にならず、度外視していい一戦だ。
4カ月半ぶりの実戦となった前走の若駒Sでは、札幌2歳Sのうっぷんを晴らすかのような逃げ切り勝ち。直線で先行集団に一度は並ばれ、そのまま飲み込まれるかと思われたが、そこから二枚腰を使って他馬を突き放す強い競馬だった。これくらい走れていいポテンシャルは持っている。
前走はプラス18キロの馬体重が示すようにやや馬体に余裕があっただけに、久々を一度使われた上積みは十分に見込めそう。いかに道中をリズムよく進むかが好走の鍵を握っており、スムーズなら一発があっていい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。
















