6日東京マラソンへ会見 6日の東京マラソンに向けた会見が4日、都内で行われ、一部選手が出席した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりの開催。24歳の一山麻緒(ワコール)が8位入賞だった東京五輪以来のマラソンへ心境を語った。 一山は昨年…

6日東京マラソンへ会見

 6日の東京マラソンに向けた会見が4日、都内で行われ、一部選手が出席した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりの開催。24歳の一山麻緒(ワコール)が8位入賞だった東京五輪以来のマラソンへ心境を語った。

 一山は昨年東京五輪で8位となり、日本人では2004年アテネ五輪の野口みずきさん以来の入賞を果たした。以降は駅伝などに出場したが、マラソンは五輪以来。会見では「今は速い選手と一緒に走れるのが楽しみです。コンディションはいいと思います。たくさん走ってきました」とした。

 タイム目標には「2時間19分??秒」と秒数を記さずに回答した。日本記録は05年野口みずきの2時間19分12秒。一山の自己ベストは2020年3月名古屋ウィメンズでマークした日本歴代4位の2時間20分29秒(女子単独開催レースのアジア記録)だ。「皆さん同じくらいのタイムを目指して走るので、私も同じ集団の中で走りたい。3か月間、練習はしっかりできたので怖がらずにレースを楽しみたい」と2時間20分切りを視野に入れた。

 昨年12月には男子日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)との結婚を発表。今大会は夫婦そろって出場となる。夫婦で今大会については「何も話していないです」と笑顔で語った。その後に会見した鈴木も「特に何も感じてはいません」と話すに留めた。

 今大会は2時間1分39秒の男子世界記録を持ち、16年リオ、21年東京と五輪連覇した37歳エリウド・キプチョゲ、2時間14分4秒の女子世界記録を持つ27歳ブリジット・コスゲイ(ともにケニア)が出場する。東京五輪以来のマラソンでどんな走りを見せてくれるのか。(THE ANSWER編集部)