3月26日に、ONE世界フライ級選手権試合(5分5R)現王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル/ATT)と、同級2位の若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO M.M.A)が開催される。

対戦相手のモラエスは現チャンピオンと同級2位のビッグマッチの行方が注目を集めている。

若松のMMA戦績はここまで15勝4敗。「ミスターKO」として圧倒的な強さを示してきた中チャンピオンに対してどのような戦いを見せるのか。

ビッグマッチに臨む若松選手に「CoCoKARAnext」が独占インタビューを行った。

【動画】ONE世界タイトルマッチ!世界を取りに行く、若松佑弥独占インタビュー!
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世界を取りに行く!若松佑弥の覚醒した秘密とは!?世界タイトルマッチを控え、独占インタビュー! https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuyawakamatsu-interview-01/

ONE初のタイトルマッチ、頂上へ



「普段通りで結構リラックスしてます。緊張感も今はあまりなく良い感じだと思います」現在の心境を若松はこう語る。

以前は試合2か月前から気合を入れすぎて疲弊してしまっていたという若松だが、現在は改善し、とてもリラックスしている様子だ。

対戦相手のアドリアーノ・モラエスは前回の試合で、若松が2019年3月のONE Championshipで敗れたデメトリアス・ジョンソンに対し2RKOで快勝している。

直接の対決は今回が初めての両者だが、若松は対戦相手の印象を

「トータル的に(全体的に)なんでも出来て、打撃も、勿論寝技も強いんですけど、ほかの今まで戦った選手と大差はないかなという印象があって、強いて言うならチャンピオンに何回もなった男なのでそこは今までと少し違うのかなと思っています」

と、『チャンピオン』であることは評価しながらも『怖がる相手』ではないと自信を見せた。

ONEでのタイトルマッチは今回が初めての若松だが、

「ONEのタイトルマッチはめちゃくちゃ目標にしてた頂上。フライ級に関してはONEが一番強いと思ってますし、その世界戦みたいな感じで日本人として代表して戦うってことは思ってます」と、目標の舞台を「日本代表」として戦うという意識や心境も語った。

そんな大舞台に臨む若松には忘れられない存在として今は亡き戦友、秋葉尉頼(あきば・いより)がいるという。

秋葉と若松は同じ時期に入門し、お互いを高めあった同志。ライバルであり兄弟のような存在の彼は2016年8月に交通事故でこの世を去った。

今回の取材で若松は

「彼がもし生きてたら世界で一緒に戦ってたと思いますし、今もいつも一緒に戦ってる感じなので、今回も一緒にやってやるかって気持ちですね」

と秋葉氏に対する思いを語った。

タイトルマッチへの意気込みとファンに向けて



タイトルマッチに向けて若松は

「ほんとにもう叩きのめすだけですね。変に会場を盛り上げようとかじゃなくてとりあえず目の前のあいつを狩るみたいな。全部しのいで、どんな局面でもパンチ食らわせてボコボコにします(笑)」と闘志をかきたてている。続けてファンに向けて

「ファンの皆さんいつも応援ありがとうございます。皆さんの応援があるおかげで今出来てるしモチベーションにもなってるので、それを今回しっかり集大成として見せて、応援して良かったなって思えるような戦いをします。応援よろしくお願いします!」

と、強い意気込みを語った。総合格闘技のホープとして期待を集め続けてきた若松の伝説がいよいよ始まろうとしている。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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