男子プロテニス協会のATPは2日、公式サイトで今季絶好スタートを切った世界ランク4位のR・ナダル(スペイン)について掲載。ここまでの試合で勝利の鍵となったサービスの強さとブレークポイントのセーブ率について触れた。>>デ杯 組み合わせ・結果…

男子プロテニス協会のATPは2日、公式サイトで今季絶好スタートを切った世界ランク4位のR・ナダル(スペイン)について掲載。ここまでの試合で勝利の鍵となったサービスの強さとブレークポイントのセーブ率について触れた。
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35歳のナダルは今季、1月のメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で昨年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)以来 約5カ月ぶりのシングルス公式戦で優勝を果たすと、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では史上最多となる21度目の四大大会制覇を達成した。
さらに前週のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では決勝でC・ノリー(イギリス)をストレートで破り、2020年以来2年ぶり4度目のタイトルを掲げている。
2022年のシーズンスタートは15戦全勝となっており、これまでの自己ベストである2014年の11勝を大きく更新。この連勝の大きな要因の一つとしてサーブの成功率が挙げられる。
ナダルの今シーズンのサービスゲームの勝率は89.7%で、これはキャリア平均の85.8%を上回っている。さらに、全豪オープン以外ではセットを落としたことはなく、ここまでの全15試合のうち4試合以外はすべてストレート勝ちを収めている。
また、今年のブレークポイントのセーブ率も72.4%で、キャリア平均の66.7%を上回っている。
今季既に2度対戦している世界ランク1位のD・メドベージェフとの試合ではそれが際立った。1月の全豪オープン決勝では22度のブレークチャンスのうち、16度セーブ。アビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBCの準決勝では11度のブレークチャンス全てを凌いで勝利している。
今季既に3勝を挙げているナダルは今後、今月10日に開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)への出場を予定している。