東京五輪銅メダルのスビトリナ「大会はとても特別なものに」 女子テニスの東京五輪銅メダリストで、世界ランク15位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)が1日、メキシコ・モンテレイで行われたアビエルト・GNPセグロスのシングルス1回戦で、ロシア出身…

東京五輪銅メダルのスビトリナ「大会はとても特別なものに」

 女子テニスの東京五輪銅メダリストで、世界ランク15位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)が1日、メキシコ・モンテレイで行われたアビエルト・GNPセグロスのシングルス1回戦で、ロシア出身の同115位アナスタシア・ポタポワと対戦し、6-2、6-1で快勝した。ロシアのウクライナ侵攻を受ける母国に対し、スビトリナは今大会の賞金全額を寄付することを表明している。米放送局「CNN」が報じている。

 試合前にはロシアやベラルーシの選手との対戦を望まない意向を示していたスビトリナは、メキシコのコートで快勝劇を見せつけた。「私としてはただ集中するだけだった。私には母国のために使命があるのです」。ロシア人選手との一戦で、ウクライナ代表としての使命感を帯びていたと語り、今大会の賞金全額寄付を表明した。

「この大会は私にとって、とてもとても特別なものになる。ここで手にする賞金全てはウクライナ軍に届くことになります。皆さんのサポート、心から感謝します」

 昨年の優勝者で、今大会でナンバーワンシードのスビトリナは2回戦でビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)と対戦予定。「とても悲しい気持ちですが、ここでプレーできることは喜び。皆さんの前でプレーできたことは良かった。ありがとう」と語っている。(THE ANSWER編集部)