◆先週の血統ピックアップ ・2/27 中山記念(GII・中山・芝1800m) ハイペースで飛ばしたパンサラッサが後続の…

◆先週の血統ピックアップ
・2/27 中山記念(GII・中山・芝1800m)

 ハイペースで飛ばしたパンサラッサが後続の追撃を振り切って逃げ切りました。大逃げが決まった中山記念といえば1998年のサイレンススズカを思い出しますが、このときの1000m通過は58秒0。馬場の違いがあるので単純比較はできませんが、今回は57秒6なのでそれよりも速く、逃げ馬が残った中山記念のなかではレース史上最速のペースでした。

 ディメンシオン(京成杯オータムH-2着)の半弟で、父ロードカナロア、母の父モンジューという組み合わせ。ロードカナロア産駒は中山芝1800mで連対率28.8%。2012年以降、当コースで産駒が20走以上した54頭の種牡馬のなかで第2位という優秀な成績です。

 母の父モンジューはサドラーズウェルズ系の重厚なステイヤー血統。瞬発力よりもスピードの持続力をサポートする血統なので、直線の長いコースでラストの決め手が要求されるレースでは弱みを見せるものの、小回り特有の速いラップが連続するレースには滅法強い、という特長があります。前々走の福島記念(GIII)は1000m通過57秒3の超ハイペースをものともせず、後続に4馬身差をつけて逃げ切りました。

今回は少し時計が掛かる馬場コンディションだったことも味方したと思います。母方のサドラーズウェルズはそうした馬場への高い適性を伝えます。いよいよ本格化した印象で、この馬向きのレース条件である大阪杯(GI)に出てくるようなら期待できるでしょう。

・2/27 阪急杯(GIII・阪神・芝1400m)

逃げ馬の直後を追走したダイアトニックが直線で抜け出し、1番人気に応えました。19年のスワンS(GII)、20年の函館スプリントS(GIII)に次ぐ三度目の重賞制覇です。20年の高松宮記念(GI)は4位入線の繰上り3着でしたが、最後の直線で不利を受けなければひょっとしたら勝っていたかも……という惜しいレースでした。

20年秋から骨折による1年近い休養に入ったのですが、高い能力を秘めた馬なので、立ち直ればモノが違うということでしょう。芝1400mでは[6-1-1-0]。唯一連対を外した一昨年の阪急杯は2位入線の3着降着なので、崩れたことがありません。

 中山記念(GII)を勝ったパンサラッサと同じロードカナロア産駒で、同産駒は今年早くも重賞4勝目。現時点の総合種牡馬ランキングではディープインパクトを抜いてトップに立っています。近い世代にサンデーサイレンスとアレミロードを併せ持つロードカナロア産駒なので、ケイデンスコール(マイラーズC、京都金杯、新潟2歳S)と配合構成がよく似ています。高松宮記念はグレナディアガーズ、レシステンシア、メイケイエールあたりが人気になりそうですが、ダイアトニックにもチャンスはありそうです。