【明治安田J1リーグ 第2節 ジュビロ磐田vs清水エスパルス 2022年2月26日 13:33キックオフ】 公式戦では2…

【明治安田J1リーグ 第2節 ジュビロ磐田vs清水エスパルス 2022年2月26日 13:33キックオフ】

 公式戦では2019年以来の開催となった静岡ダービー。3シーズンも経てばチームは大きく変わるもので、これが初の静岡ダービーとなる選手も増えた。

 そんな中、既にダービーを知っているが新戦力、という選手が双方にいた。

 2014年に清水でプロのキャリアをスタートさせた金子翔太は、昨年の夏に磐田に期限付き移籍。当時はJ1とJ2でカテゴリーが異なっていたため、遠くないチームで出場機会を得る、というポピュラーな形の期限付き移籍の印象が強かったが、シーズンオフに完全移籍。J1に昇格した磐田の一員として清水と相対することになった。

 禁断の移籍となったが、それだけ覚悟も大きい。プロサッカー選手として9年目、勝負の年だ。金子は移籍に際し「必要とされる場所でもう一度頑張りたいという気持ちもあり、覚悟を持って決断しました」とコメントを残しており、この試合はその覚悟を両チームのサポーターに見せるこれ以上ない機会だった。

■金子の覚悟を感じた

 杉本健勇をトップとし、金子は大森晃太郎と共に2列目を務めた。ライン際で大森がプレーする左サイドと、鈴木雄斗が高い位置でボールを引き出す右サイド、という左右を中心に攻撃する磐田において、金子はやや内側で中盤からのドリブルを見せて前線を押し上げた。

 1点を追う22分にはゴール前に飛び込む金子らしい動きで決定機を迎えたが、ゴールキーパーの権田修一がギリギリで反応。恩返し弾とはならなかったが、30秒後に大井健太郎のロングフィードに鈴木が抜け出してゴール。直前での金子の動きや、この場面での杉本の動き出しが積み重なり、ディフェンスラインが狙いを絞りきれなかった。

 70分までプレーした金子は、ピッチを去るとそのまま清水ベンチへ向かい、平岡宏章監督と握手。感謝を示すと、試合後には清水サポーターに深々と頭を下げた。

 この時、金子は途中交代して時間が経っているにもかかわらず、磐田のユニフォーム姿でやってきた。それが覚悟の大きさを感じさせた。

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