男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は25日、シングルス準決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)が第1シードのD・メドベージェフ(ロシア)を6-3, 6-3のスト…

男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は25日、シングルス準決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)が第1シードのD・メドベージェフ(ロシア)を6-3, 6-3のストレートで破り、2020年以来2年ぶり5度目の決勝進出を果たした。試合後のオンコートインタビューでは「素晴らしいプレーができた」と語った。
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1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の決勝でも対戦し、そのときは約5時間30分の死闘を制したナダルが史上最多となる21度目の四大大会制覇を達成。今回の対戦はそれ以来 約1カ月ぶりの再戦となった。
この試合、ナダルはメドベージェフに10本のサービスエースを決められたもののストローク戦で主導権を握る。また、7本のダブルフォルトを犯すなど安定感を欠いたメドベージェフから3度のブレークに成功し2時間で勝利した。自身はファーストサービスが入ったときに65パーセントの確率でポイントを獲得。11度ものブレークチャンスを与えたもののこれをすべてしのぐ粘りを見せた。
オンコートインタビューでは「(相手の)ブレークポイントでは素晴らしいプレーができたよ。第2セットはとてもエモーショナルだったね。ダニール(メドベージェフ)はドロップショットやウィナーを放ったり、とてもアグレッシブにプレーしていた。とても難しいセットだった。彼には多くのチャンスがあったからこのセットに勝てたことはラッキーだった」と語った。
35歳のナダルは今季、1月のメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で優勝を飾ると、続く全豪オープンも制覇。今大会も負けることなく決勝に進出しており、今シーズンはマッチ14勝0敗と1度も敗れていない。
アビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBCで2020年以来2年ぶり4度目の制覇を狙うナダルは、決勝で第6シードのC・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは準決勝で第3シードのS・チチパス(ギリシャ)をストレートで下しての勝ち上がり。
ナダルはノリーとの決勝について「彼のテニスのレベルは高い。昨年から大きく向上し始め、それが今年も続いている。大きなチャレンジになるだろうけど、ここアカプルコでATP500の決勝を戦うんだから、簡単な相手とは思ってない。決勝に残れることに興奮しているんだ」と述べた。
一方、敗れたメドベージェフは全豪オープンに続きナダルに敗戦。同大会のリベンジを果たすことはできず大会を去ることとなった。