男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は25日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク123位のJ・ヴェセリ(チェコ)が第6シードのD・シャポバロフ(カナダ)を6-7 (7-9…

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は25日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク123位のJ・ヴェセリ(チェコ)が第6シードのD・シャポバロフ(カナダ)を6-7 (7-9), 7-6 (7-2), 7-6 (7-3)の逆転で破り、2020年2月のタタ・オープン・マハーラーシュトラ(インド/プネ、ハード、ATP250)以来 約2年ぶりのツアー決勝進出を果たした。試合後には「今のところ、ここで夢のような時間を過ごせていると思う」と述べた。
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ヴェセリは今大会、予選から出場すると1回戦でM・チリッチ(クロアチア)、2回戦でR・バウティスタ=アグ(スペイン)を破りベスト8進出。準々決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)にストレート勝ちを収めている。
この試合の第1セット、お互いに1度ずつブレークしタイブレークに突入。セットポイントを1度は握るも活かせず先行される。第2セットではお互いにサービスキープが続き再びタイブレークへ。序盤で4ポイントを連取したヴェセリが制しセットカウント1-1に追いつく。迎えたファイナルセットもタイブレークにもつれ込む展開に。2度のミニブレークに成功したヴェセリが3時間12分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにヴェセリのコメントを掲載し「できるだけ楽しもうと思って頑張った。初めてのATP500の準決勝で、最後の1ポイントまで戦い抜くしかなかったし、とてもハッピーだよ」と語った。
「時々、理由が分からないことが起こる。ここ数ヶ月は、かなり落ち込んでいたんだけど、突然こうなった。だから、我慢して、毎日ハードワークしてチャンスを待つしかないんだ」
勝利したヴェセリは決勝で第2シードのA・ルブレフ(ロシア)と対戦する。ルブレフは準決勝で第5シードのH・フルカチュ(ポーランド)を3-6, 7-5, 7-6 (7-5)の逆転で破っての勝ち上がり。