【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・2/19 京都牝馬S(GIII・…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・2/19 京都牝馬S(GIII・阪神・芝1400m)
2番手を追走したロータスランドが直線入口で先頭に立ち、そのまま押し切りました。勝ちタイム1分19秒7はレースレコード。午後に入ってから小雨が降り続いていたことを考えると優秀な内容です。父ポイントオブエントリーは、アメリカの芝G1を5勝した活躍馬で、バーディバーディ(ダート重賞を2勝)と酷似した重厚な血統構成です。本馬はロベルト3×4。切れ味よりもスピードの持続力が持ち味で、今回のようなハイペースの持続力勝負は合っています。
過去の戦績や血統が示すとおり、道悪は得意なので、もし仮に雨量が多く馬場が悪化していたら、もっと楽に勝っていたのではないかと思います。今回の馬体重484kgはデビュー以来最高。昨年夏に関屋記念(GIII)を勝ったときより22kg増加しています。馬が本格化してきた感があるので、春のビッグレースが楽しみです。
◆今週の血統Tips
先週の土曜日、東京ダート2100mの2勝クラスを勝ち上がったラヴォラーレは、グリーンデザート系のオールステイ産駒です。なじみのない種牡馬ですが、それもそのはず、現役時代はきさらぎ賞(GIII)で5着という成績が目立つ程度で、最終的には2勝クラスを勝ち上がれないまま引退しました。
父ケープクロスはシーザスターズ、ゴールデンホーンなどを出した名種牡馬。2代母は名繁殖牝馬プリンセスオリビア(トーセンラー、スピルバーグ、フラワーアリーの母)。この良血を買われ、浦河のヒダカファームで種牡馬入りしました。
2017年から昨年までの種付け頭数は4、1、2、2、1頭。血統登録頭数は計5頭で、JRAに入厩した産駒は2頭。そのうちの1頭がラヴォラーレです。血統表の奥にはサンオーイ(1983年の南関東三冠、東京大賞典)やメジロティターン(天皇賞馬でメジロマックイーンの父)の名前も見えます。得意の東京ダート2100mであればさらに上を目指せるでしょう。
(文=栗山求)