今週は東京競馬場でフェブラリーS(ダ1600m)が行われる。
昨年のチャンピオンズCを圧勝したテーオーケインズがサウジ遠征のため回避。一転して混戦ムード漂うメンバー構成となったが、その分だけ波乱の可能性は高くなったとも言い換えられる。
この記事では過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。
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■レッドルゼルの課題は「1600m以上未勝利」
初重賞制覇に海外遠征、JBCスプリントでビッグタイトル獲得と昨年は充実の1年をすごしたレッドルゼル。さまざまな選択肢があったと思われるが、陣営が選択したのは昨年4着に敗れたフェブラリーSへの参戦だった。リベンジに燃える舞台だが、気になるデータはこちら。
・1600m以上で未勝利【0-0-1-19】
このなかにはコパノキッキングやレッドルゼル自身も含まれる。ワンターンかつ直線が長く、坂もある東京ダート1600mは長めの距離実績が活きる舞台。ゴールドドリームやノンコノユメ、インティなどダート1800mの重賞連対歴を持つ馬による勝利が多いのも頷けるだろう。距離の壁に泣いてしまう頭に入れておきたいところだ。
■カフェファラオには「勝率0%」の鬼門
昨年のフェブラリーSを制し、ディフェンディング・チャンピオンの立場として連覇に挑むカフェファラオ。3戦3勝と負け知らずの東京ダート1600m替わりで巻き返しを期する一戦だが、同馬にはこんなマイナスデータが立ちはだかる。
・4歳4月以降のAmerican Pharoah産駒成績【0-1-0-12】
唯一の馬券内は地方交流重賞によるもの。主にダート路線で質の高い馬を送り出す父の産駒だが、成長力に疑問符がついてしまう印象は否めない。カフェファラオ自身、近3走は5→9→11着と走るたびにパフォーマンスが低下。血統面の不安材料を無視するわけにはいかないだろう。
後編ではデータ面から浮上するフェブラリーSの穴馬候補2頭を紹介する。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「フェブラリーS編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。





















