いよいよ2022シーズンのJリーグが開幕を迎える。編集部では、J1クラブに所属する注目選手10人を選出して紹介する。そ…

 いよいよ2022シーズンのJリーグが開幕を迎える。編集部では、J1クラブに所属する注目選手10人を選出して紹介する。そして、そのチームの開幕節予想スターティングメンバーに組み込んで、フォーメーション図を作成した。

川崎フロンターレの3連覇という偉業達成に向けてカギになるドリブラー

 2連覇中の絶対王者・川崎フロンターレ。昨季は三笘薫田中碧という絶対的な主力がシーズン途中で海を渡り、やや苦しむ時期もあったなか、歴代最多勝ち点を更新してのリーグ制覇を成し遂げた。

 だが、シーズン終了後には同じく中心選手の旗手怜央も移籍し、12日に行われた浦和レッズとの富士フイルムスーパーカップでは0-2で完敗するなど、3連覇に暗雲が垂れ込めている。

 こうした状況のなかで期待が寄せられているのが、北海道コンサドーレ札幌から獲得したチャナティップだ。その浦和戦ではやや硬さが見られたものの、いきなり左WGでのスタメン出場を勝ち取っていることからも、その実力の高さと鬼木監督からの信頼の厚さがわかる。さらにマルシーニョと連係の構築が垣間見えるシーンも見られた。

 そんなチャナティップの特長と言えば、やはりドリブル突破からのチャンス創出だろう。「前任者」三笘のようにタッチライン際から仕掛けるのではなく、やや内側に絞った位置からの切れ味鋭いドリブルとラストパスで違いを生み出せる。狭いエリアでのボールコントロールにも秀でており、川崎のサッカーにもすんなりとフィットできるはずだ。

 チームとしてはこのタイ代表MFを活かす最適解を見つけると、さらにパワーアップしそうな予感。浦和戦から大きな修正を施す時間はないため、開幕戦では4-3-3が予想されるものの、以降はチャナティップ前所属の札幌が採用していた3-4-2-1などにシステム変更をする可能性も十分に考えられる。

 18日の等々力陸上競技場では4-3-3の左WGもしくは左IHで先発出場も期待されるチャナティップ。3連覇へのカギを握るドリブラーのプレーに注目したい。

FC東京へ入団した超高校級は開幕スタメンなるか

 川崎フロンターレと18日の開幕戦で対決するのがFC東京。アルビレックス新潟で魅力的なサッカーを展開したアルベルト・プッチ・オルトネダ監督が新たに就任し、今季戦術的に楽しみなチームの1つだ。

 そのなかで注目されているのが、高卒ルーキーの松木玖生。青森山田高校では主将を務めると、「令和3年度全国高校サッカーインターハイ」と「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグEAST」、そして「第100回全国高校サッカー選手権大会」の3冠達成に導いた。

 そんな超高校級選手は、得点力に加えて足下の技術やラストパスの精度だけでなく、前線から積極的に出て潰しに行く守備の強度も兼備。さらに強靭なフィジカルとメンタリティも持っており、そのポテンシャルは青森山田での3年間で証明済みだ。

 プロ1年目とは言え、今季はワールドカップが開催されるために過密日程となることを考慮すると、若手の育成に定評のあるアルベルト監督のもと、チャンスを多く与えられてもおかしくない。

 いきなり実現した多摩川クラシコにてメンバー入り、そして先発出場も期待されている松木。ポジションは4-3-3の左IHになると予想した。ビルドアップと崩しの局面でアクセントとなり、そして守備ではインテンシティの高いプレッシングを見せ、シーズンのスタートダッシュに向けた起爆剤になれるかどうか。

 経営母体も変わり、ピッチ内外ともに新時代へ突入するFC東京の核となれるように、ここからのさらなる飛躍を期待したい。

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