チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsレアル・マドリーが、日本時間15…
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsレアル・マドリーが、日本時間15日29:00にパルク・デ・プランスでキックオフされる。紆余曲折の中で決定した優勝候補同士による、今ラウンド屈指のビッグカード初戦だ。
激戦区となったグループAでRBライプツィヒを退け、マンチェスター・シティに次ぐ2位通過を果たしたPSG。2シーズンぶりの覇権奪還を図るリーグ・アンでは、直近のスタッド・レンヌ戦で今季唯一敗戦を喫した相手に、試合終了間際のFWムバッペの劇的ゴールによってリベンジ達成。目下、15戦無敗を継続し、2位以下に13ポイントを付ける独走態勢に入っている。
その一方で、先日のクープ・ドゥ・フランスではニース相手にPK戦で敗れ、国内2冠を早々に逃す失態。これにより、ポチェッティーノ監督の来季以降の去就がより不透明となった中、クラブ悲願のビッグイヤー獲得に向けた第一関門では大会最多優勝クラブと対峙する。
一方、アンチェロッティ新監督の下で2017-18シーズン以来の優勝を目指すマドリーは、グループDでモルドバ勢のシェリフに大金星を献上する失態を演じたが、最終的に首位通過を決定した。また、ラ・リーガではバルセロナ、アトレティコ・マドリーが不振に陥る中、最も安定感のあるパフォーマンスでアンダルシア勢との三つ巴の優勝争いを頭一つ抜けた状態でリードしている。
すでにスーペル・コパ・デ・エスパーニャで今季初タイトルを獲得し、2シーズンのラ・リーガ制覇に向けて好位置に付けているが、先日にはコパ・デル・レイ敗退の失態を演じており、仮にCL早期敗退となれば、要求が厳しいペレス会長、マドリディスタに“微妙なシーズン”と揶揄される可能性もあるだけに、より重圧を感じた中での優勝候補対決となるはずだ。
なお、両者は当初、PSGがマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーがベンフィカと対戦予定だったが、UEFAの抽選ミスによって再抽選された結果、実現したカードだ。一部ではヨーロッパ・スーパーリーグを主導したマドリーに対する、UEFAの嫌がらせと揶揄する声もあり、より注目度が高まっている。
ちなみに、両者はこれまでCLの舞台で通算6度対戦。マドリーが3勝2分け1敗の優位に立っており、マドリーが最後にビッグイヤーを獲得した2017-18シーズンのラウンド16では2連勝での突破を決めている。ただ、直近の2019-20シーズンのグループステージではPSGが1勝1分けと2戦無敗を継続中だ。
◆パリ・サンジェルマン◆
【4-3-3】
パリ・サンジェルマン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケイロル・ナバス
DF:ハキミ、マルキーニョス、キンペンベ、ヌーノ・メンデス
MF:ダニーロ、パレデス、ヴェッラッティ
FW:ディ・マリア、メッシ、ムバッペ
負傷者:DFセルヒオ・ラモス、FWネイマール
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては古巣初対戦が期待されたセルヒオ・ラモスがふくらはぎのケガで欠場する。注目のネイマールに関してはメンバー入りのチャンスはあるが、さすがにぶっつけ本番でのスタメン起用はなさそうだ。
スタメンに関しては前述の布陣、メンバーを予想したが、ダニーロのポジションにアフリカ・ネーションズカップ帰りのグイエが復帰する形も想定される。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFメンディ、FWベンゼマ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはメンディとベンゼマが遠征メンバー入りし、全選手が起用可能な状況だ。
スタメンに関してはメンディ、ベンゼマがスタートからプレー可能と予想したが、難しい場合はナチョ、ベイル(イスコ)が代役を担うことになる。
★注目選手
◆パリ・サンジェルマン:FWキリアン・ムバッペ
Getty Images
去就に注目集まる中で決定的な仕事を果たせるか。セルヒオ・ラモス不在によって、PSG移籍後初の宿敵との対峙となるメッシと共に注目を集めるのが、来季のエルブランコ行きが盛んに取り沙汰されるフランス代表FW。
先日にドイツ『ビルト』が年俸5000万ユーロでのマドリー移籍で合意と報じられた中、「決断はまだ」、「レアル・マドリーに勝つことに集中している」と、PSGへの配慮を示した23歳だが、今回の2試合のパフォーマンスは良くも悪くも、両クラブのファンに注目されることになる。
左ウイングでの起用が見込まれるが、カルバハルとミリトンの強力ユニットを相手に違いを生み出すことはできるか。
◆レアル・マドリー:FWヴィニシウス・ジュニオール
Getty Images
エースの状態不透明でより決定的な仕事が求められる。今シーズンに入って完全覚醒を果たしたブラジルの“ジョイア”は、前述のムバッペ、ハーランド、フォーデンらと共に次代のフットボール界を牽引するアタッカーとして、その存在感を増している。
そして、今回の一戦に向けては得意なポジションが重なる“来季のライバル候補”を前に宣戦布告となる鮮烈なパフォーマンスが期待されるところだ。
今季ここまで公式戦32試合15ゴール10アシストと圧巻の数字を残している21歳だが、1月半ば以降の公式戦5試合では無得点と、頼れる相棒の離脱や勤続疲労の影響もあってか、ややフィニッシュの精度を落としている印象だ。
とはいえ、ベンゼマの状態が不透明な状況の中でPSGの強力な守備陣を攻略する上では“黄金の中盤”と共に、もうひとりのエースの働きが重要だ。古巣対戦のハキミとの注目のマッチアップを制し、攻撃の起点を担うと共に相手のサイドアタックの威力を半減させる仕事を果たしたい。