野球には「オープナー」と呼ばれる継投方法が存在する。オープナーとは、本来リリーフで起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げ、本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法だ。最近では2019年に日本ハムが取り入れ、注目を集めた。
そんなオープナー制度について、現役時代、ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトさらには侍ジャパンでコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏とヤクルトで共に戦った荒木大輔氏が現在橋上氏がおこなっているYouTubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で語り合った。
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今季のキーマン
元々日本球界では、先発投手が9回まで投げ切ることを美徳とするような考え方が存在していた。しかし、現代のプロ野球界では先発・中継ぎ・セットアッパー・抑えというような分業制で投げ継ぐ事が一般化されてきた。
両者によるとそもそもオープナーを日本で起用したのは、日本ハムが最初だったという。分業制が浸透してきていたとは言え、リリーフ投手を先発させるという奇策ともとれる戦略はなぜ採用されたのか。
それについて、当時日本ハムの二軍で指導をしていた荒木氏によると
「全員で戦おうぜみたいな。11,2人の投手陣で戦うという事で、(登板間隔等が)詰まってしまったりとかがあると、どうしても(オープナーを)使わなければいけないような状況になって、そういう発想が出てきたんだろうね」
「(首脳陣の中では)おそらく、ぶつかり合うミーティングになったと思う」
とオープナー起用について、賛否両論意見が 分かれたとしながらも、日本ハムの苦しいローテーション事情がオープナーを起用させるきっかけになったと語った。
「実際にどうですか、今後日本の野球界でオープナーって」
と、そんなオープナーについて橋上氏が疑問を投げかけると、荒木氏は「メンバーがいなかったらしょうがないのかもしれないけど」と前置きしつつ持論を展開した。
「基本的にはきついよね。変え時も当然難しいし。その後に出てくるピッチャーも大変」
「先発として評価をしてもらいたい投手が勝ち星じゃなくて、試合数での評価になっちゃうと、気持ち的にも吹っ切れない部分があるかな」
と、投手の希望するような登板方法でないため投手のモチベーションを保ちにくく、査定内容も変わってきてしまうという問題点も出てくると語った。
オープナーは効果的な戦略であるとしながらも、投手の起用法の調整や、投手自身のモチベーションの維持、更には査定面における球団側の了解を得なければならないというような課題も多いようだ。
動画内では他にも、今季の日ハム投手陣の展望や、エンゼルス・大谷翔平の魅力についても語っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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