北京五輪カーリング女子1次リーグ 北京五輪は11日、カーリング女子1次リーグ(L)が行われ、平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本代表(ロコ・ソラーレ)は同5位のカナダを8-5で下し、今大会2試合目で初勝利を挙げた。1-2の第3エンド(E)…

北京五輪カーリング女子1次リーグ

 北京五輪は11日、カーリング女子1次リーグ(L)が行われ、平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本代表(ロコ・ソラーレ)は同5位のカナダを8-5で下し、今大会2試合目で初勝利を挙げた。1-2の第3エンド(E)に藤澤五月のショットで逆転し、ソチ五輪女王を撃破。次戦は12日に同10位のデンマークと対戦する。

 ロコ・ソラーレは第1Eに先制したが、第2Eに2点を奪われて逆転を許した。しかし、1-2の第3Eにスキップの藤澤が2点を奪い返すショットで逆転。吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖と「上手~!」と喜んだ。5-2で第5Eを折り返し、平昌五輪でも話題になった「もぐもぐタイム」で栄養補給。後半へ切り替えた。

 1点差に迫られた第7E。藤澤が相手のストーンを弾き出し、2点を奪って7-4とリードを広げた。「ナイッス~!」とかけ声。第9Eにも藤澤の2つのストーンを弾き出すダブルテイクアウトで8-5とした。カナダは男女通じて五輪でメダルを量産してきたカーリング王国。ロコ・ソラーレはそのままリードを守り切り、今大会2試合目で初勝利を挙げた。

 テレビインタビューで「おかえりなさい」と振られると、4人そろって「ただいま~!」と笑顔。藤澤は「昨日の負けでたくさん改善点が見えた。その失敗をしないようにと心掛けてアイスに乗れた。雰囲気も違う気持ちで戦えた」と振り返った。「4年経ったので年を取って成長した。今回の五輪をベストなものにしていきたい。しっかり食べて、しっかり寝て、寝坊しないで早く起きれるように頑張ります」と話した。

 10日の初戦では、平昌五輪金メダルで世界ランク1位のスウェーデンに5-8で逆転負けし、黒星発進だった。1次Lは10か国の総当たりで、上位4か国が18日の準決勝へ進む。(THE ANSWER編集部)