侍ジャパンの栗山英樹監督が12球団のキャンプ視察を8日に終えた。宮崎から沖縄まで、昨年12月に就任した指揮官は「まずは…

 侍ジャパンの栗山英樹監督が12球団のキャンプ視察を8日に終えた。宮崎から沖縄まで、昨年12月に就任した指揮官は「まずは挨拶回りからです」と全球団へ足を運び、日本代表チームへの協力を呼び掛けた。

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 最大の目標は来年3月の開催が予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、開催自体が確定しているわけではないが、主催者であるMLBや、大きく協力する立場であるNPBも、何とか実現させようと開催を目指している。

 そのための大事な最初の一歩が3月5、6日に行う台湾代表との強化試合(東京ドーム)。栗山ジャパンの初陣となる。栗山監督は「若手中心にいろんなことを考えていきます。来年3月に勝つというテーマと、もう一つ野球界の発展に何ができるのか」と話す。来年のWBCへ向けた強化と同時に、主に若手を対象に代表戦という機会を触媒として成長を促したいという思いもあるという。

 では台湾戦の代表28選手の選考はどうなりそうなのか。現時点での情報を元に考察してみる。

 投手陣の柱としてだけでなく、チームの顔としても選出が有力となっているのがロッテの佐々木朗希投手だ。7日には栗山監督が石垣島に飛び、本球場のマウンドで力強い球を投げ込む20歳の勇姿を見届けた。また侍ジャパンの投手コーチは、昨年までロッテの投手コーチとして佐々木を育成教育してきた吉井理人氏。今季はロッテのピッチングコーディネーターを務めている。2月上旬の時点で佐々木は157kmをマークするなど、早い仕上がりをみせている。1年目は2軍で体づくりに充て、昨季は登板間隔を大きく空けながら大事に育まれてきた原石。今季はチームの開幕投手候補にも挙がるが、まずは侍ジャパンの先陣を切る形で勝負の年を迎えそうだ。

 

 若手投手で右のエースが佐々木なら、左のエースには楽天の早川隆久の名前が挙がっている。昨季は24試合に投げて、9勝7敗。中盤以降はスタミナ切れした感があったが、前半戦は安定した投球で連勝街道を歩んだ。高校、大学と年代別カテゴリーで日の丸を背負い続けてきたエリート。待望の侍ジャパン・トップチームデビューとなる。オリックス・宮城大弥も選出されれば初のトップチームだ。

 

 

 東京五輪のメンバーだったオリックス・山本由伸や、広島の森下暢仁、栗林良吏らも順当に候補にはリストアップされている。今後は本人の状態やチーム事情などを勘案し、最終選考が行われる。

 女房役の中心は、東京五輪金メンバーであるソフトバンク・甲斐拓也が有力。キャンプ地を訪問した際には、栗山監督自ら「一緒に汗を流して、ともに倒れるつもりでやっていきたい」と熱い言葉を投げかけた。正捕手候補に「甲斐拓也という選手のすごさを誰が一番知っているか。僕が一番彼にやられまくった」と厚い信頼を寄せた。

 内外野手は若手中心の構成になるという。東京五輪のメンバーからは漏れた巨人・岡本和真や、吉川尚輝。広島の小園海斗らが候補に浮上している。外野手は阪神の近本光司と佐藤輝明が名前を連ねそうだ。

 近未来を見据えて、東京五輪金メンバーと金の卵たちが融合する栗山ジャパン。チームとしてのバランスを調整した上で絞り込まれ、最終的な28人の代表選手は近日中に正式発表される見込みだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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