中日がSOSだ。新任の立浪和義監督が3日夜に新型コロナウイルスに感染したことが分かり、春季キャンプの現場を離れて隔離療…
中日がSOSだ。新任の立浪和義監督が3日夜に新型コロナウイルスに感染したことが分かり、春季キャンプの現場を離れて隔離療養することになった。
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同時に西山秀二バッテリーコーチも陽性と判定されて離脱したが、これだけでは終わらなかった。濃厚接触の疑いがあるとして8人のコーチが宿舎の自室で自主隔離することになった。
球団によると、落合英二ヘッド兼投手コーチ、大塚晶文投手コーチ、中村紀洋打撃コーチ、森野将彦打撃コーチ、荒木雅博内野守備走塁コーチ、大西崇之外野守備走塁コーチ、2軍の小笠原孝投手コーチ、英智育成野手コーチの8人とスタッフ1人。1軍首脳陣9人全員が離脱となった。
濃厚接触の疑いがあるコーチ陣は2度のPCR検査で陰性となるのを条件に、第3クール初日の10日から現場に復帰する予定だが、球界関係者は「出遅れは否めない。第2クール以降は選手の仕上がりを見極める時期で、現場にいないと分からないこともある。1軍の監督、コーチ全員が不在となるのは異常事態」と不安視する。
新型コロナではないが、似たようなケースは10年前にもあった。指揮官1年目だったDeNAの中畑清監督(当時)がキャンプ2日目にインフルエンザを発症したことが分かり、4日間にわたって自室で療養し、現場を離れた。この時は主砲のアレックス・ラミレスも含めて計5人が集団感染する事態となった。その年のDeNAは最下位に終わり、中畑監督の在任4年間はいずれもBクラスに終わった。
中日では1月26日には片岡篤史2軍監督が陽性と判定されてキャンプの第1クール3日間は不参加に。5日の第2クールから片岡2軍監督のほか、2軍の山井大介投手コーチ、渡邉博幸内野守備走塁コーチ、中村豊外野守備走塁コーチの3人が北谷の1軍キャンプを任される事態となった。
それでも第2クール初日では自主隔離中のコーチ陣がタブレット端末などで映像をチェックし、リモートで指導。フリー打撃でも選手が打ち終えた後に中村打撃コーチはLINE電話などで細かい点を指摘していたという。
キャンプ期間中は特守などノッカーを務める守備コーチがムードメーカーとなってチームをもり立てることも多く、ブルペン投球での間髪を入れない的確な投手コーチのアドバイスは調整を重ねる投手にとって重要な要素となる。監督・コーチ陣の大量離脱の影響はやはり懸念される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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