栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・1/30 根岸S(GIII・東京・…
栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・1/30 根岸S(GIII・東京・ダ1400m)
中団を追走したテイエムサウスダンが残り100mで先頭に立ち、ヘリオスに1馬身差をつけて快勝しました。地方競馬を舞台としたダートグレード競走ではすでに兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)など4つのタイトルを手にしていましたが、中央競馬の重賞は初めてです。
デビュー戦の馬体重が516kgで、今回が554kg。2年半の間に38kgも成長しており、それにつれて地力を強化してきました。父サウスヴィグラスは現役時代にJBCスプリント(GI)など8つのダート重賞を制した名馬。
ちょうど20年前の根岸S(GIII)を勝っており、今回、親仔制覇を達成したことになります。地方競馬における産駒成績が素晴らしく、2012、2015〜2021年の計8回、地方の首位種牡馬となっています。2016年から2020年まで年間400勝以上の勝ち星を挙げました。
意外にも中央競馬では2011年の武蔵野S(勝ち馬ナムラタイタン)以来久々の重賞勝利となります。2018年に死んでしまったため、現4歳がラストクロップ。稼働頭数が先細りとなっているので、今年は王座を明け渡すかもしれません。
ダート向きのスピードタイプで、コーリンベリー(JBCスプリント)、サブノジュニア(JBCスプリント)、ラブミーチャン(全日本2歳優駿)といった主要な重賞勝ち馬は、ほとんどがスプリンター〜マイラー。テイエムサウスダン自身、これまでに勝った5つの重賞はすべて1400mです。次走、フェブラリーS(GI)に出走してくるとしたら距離との戦いになります。
◆今週の血統注目馬は?
・2/6 波佐見特別(1勝クラス・小倉・芝1800m)
小倉芝1800mに強い種牡馬はドゥラメンテ。連対率33.3%は優秀で、2012年以降、当コースで20走以上した62頭の種牡馬のなかで第1位です。当レースにはダノンジェネラルが登録しています。昨年5月のプリンシパルS以来の実戦となります。
新馬戦を勝ったあと、3戦して勝ち星がありませんが、強い相手と戦ってきたので致し方ありません。アドマイヤエイカン(ステイヤーズS-2着)の半弟で、近親にはノームコアとクロノジェネシスの姉妹がいる良血。狙ってみる価値はあるでしょう。
(文=栗山求)