バレンシアは1月31日、トッテナムからスペイン代表FWブライアン・ヒル(20)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得し…

バレンシアは1月31日、トッテナムからスペイン代表FWブライアン・ヒル(20)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。

なお、今回の契約は買い取りオプションやレンタル延長オプションが付かないドライローンとなる。

セビージャのカンテラ出身のブライアン・ヒルは、昨シーズンにレンタル先のエイバルで見せた印象的なパフォーマンスが多くのビッグクラブの関心を集めた中、昨夏に元アルゼンチン代表MFエリク・ラメラ(29)の譲渡+2500万ユーロ(約32億3000万円)の条件でトッテナムへ加入した。

U-24スペイン代表として銀メダルを獲得した東京オリンピックに参戦していた影響でチームへの合流が遅れた中、今季ここまでは途中出場をメインに公式戦20試合に出場し、1アシストを記録。

ヌーノ・エスピリト・サント、アントニオ・コンテと2人の指揮官の下、左ウイングが主戦場ながらも右ウイングやトップ下、左のインサイドハーフ、両ウイングバックと様々なポジションで起用された。

持ち味のドリブル突破だけでなく、要所でインテリジェンスを披露。クラブのレジェンドMFであるオジー・アルディレスと比較する好意的な声も挙がっていた。

その一方で、プレミアリーグで戦うには更なるフィジカル強化、マッチフィットネスを向上させる必要が指摘されており、ホセ・ボルダラス監督の下で球際の強度を強調するスタイルを採用する母国のバレンシアへ武者修行に出ることになった。