今週は東京競馬場で根岸S(ダート1400m)が行われる。
フェブラリーSの前哨戦として施行される一戦。過去にはモーニンやノンコノユメといった馬がこのレースとフェブラリーSを連勝しており、昨年の勝ち馬レッドルゼルは秋にJBCスプリントを勝利。ダート路線における出世レースと言って差し支えないだろう。
データで紐解く今年の根岸S。過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをご覧いただきたい。
◆【根岸ステークス2022予想/データ攻略-後編】推定オッズ20倍前後の盲点 舞台替わりで「善戦マン」から脱却へ
■タガノビューティーを後押しする「馬券内率100%」データ
不本意な結果に終わった3歳時から一転、昨年はオープンクラスを2勝と充実のシーズンを送ったタガノビューティー。スリル満点の脚質ゆえあと一歩のところで勝ちを逃すシーンも多く、取捨に困る1頭との見方もできるが今回は取捨の「取」を選択したくなる以下のデータをご紹介したい。
・ダートが良馬場時の成績【3-2-3-0】 ・東京ダート1400mの成績【2-1-0-0】
馬券内率は驚異の100%。展開に左右されやすい脚質にもかかわらず、上記条件においては想像以上の安定感を誇るのだ。2走前は稍重の馬場コンディション、前走は右回りの阪神ダートが同馬の能力全開にストップをかけた感あり。絶好の条件が見込める日曜東京ダートなら評価急上昇だ。
■ヘリオスが持ちうる「出世時計」という強力データ
東京ダート1400mを連勝中。抜群の舞台適性を武器に重賞獲りを目論むヘリオス。昨年8着のレースではさすがに厳しいのでは……そうした周りの声に真っ向から立ち向かうべく、少し角度を変えたデータをご紹介したい。
・2012年以降、良馬場の東京ダート1400mを1分22秒台で勝った馬→4頭
4頭の内訳は、
・タールタン ・サンライズノヴァ ・モズアスコット ・ヘリオス
面白いことに、根岸S連対馬が3頭も名を連ねている。昨年も「出世時計」で臨んだヘリオスだが、当時は稍重と自身の適性が発揮されにくい馬場コンディション。良馬場想定の週末東京ダートでその輝きを放つ可能性は十分だ。
後編ではデータ面から浮上する根岸Sの穴馬候補2頭を紹介する。
◆【根岸ステークス2022予想/データ攻略-後編】推定オッズ20倍前後の盲点 舞台替わりで「善戦マン」から脱却へ
◆【根岸ステークス2022予想/危険な人気馬-前編】人気の一角は“消し” フェブラリーSの前哨戦で「買うべきではない」1頭とは
◆【根岸ステークス2022/枠順】人気の重賞好走馬に明暗、連対数トップの良枠にオメガレインボーが入る
▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「根岸S編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。
















