​ ​ ​ 球春到来-。プロ野球はコロナの脅威にさらされながらも、2月1日のキャンプインに向け、自主トレに励む選手…


 球春到来-。プロ野球はコロナの脅威にさらされながらも、2月1日のキャンプインに向け、自主トレに励む選手たちの風景がメディアをにぎわせています。

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 中でも今シーズンの最注目は、日本ハムの指揮官に就任した新庄剛志ビッグボス。在京スポーツ紙のプロ野球担当デスクはこう断言します。

 「勝っても負けても今シーズンの1面は新庄ビッグボスの『指定席』になるでしょう。言葉が生命力にあふれていて、発信力も十分だし、場合によっては対戦した選手を称賛したりと、様々な形での記事化が想定されます。各社とも日本ハムの担当記者はエース級が投入され、キャンプから激しい報道合戦が展開されそうです」

 そんなフィーバーに水を差すニュースが飛び込んできました。前述のデスクは言います。

 「日本ハムが札幌駅前通の地下歩行空間に巨大広告を掲出したんです。ファンへのプレゼント用に、約4000枚の『BIGBOSS SHINJO』新名刺も掲出したところ、数時間でなくなったと言います。そこまでは良かったんですが、その名刺が『メルカリ』などに出品され、4万円近い高値で転売されようとしていたというから、穏やかではありません。ビッグボスも『なんか寂しい気持ちになりますね』『勘弁してよ』と落胆のコメントを投稿していました」

 プロ野球の担当記者が言います。

 「ネットオークションが盛んになった頃から、プロ野球ファンを対象とした『転売ヤー』と呼ばれる人々が球場周辺に出現するようになりました。例えば1月だったら新人合同自主トレが行われ、練習を終えたルーキーたちが集まったファンにサインのサービスをします。すると転売ヤーは何度も列に並んでサインをもらおうとする。『おかしいな?』と思っても、新人たちはファンに異議を申し立てられないと、分かってやっているんです」

 球界関係者が「サイン乞食」と呼んで警戒する人種です。平日や土日を問わず、彼らはプロ野球選手が出現しそうな場所に必ず出没します。バイト感覚では不可能で、立派な「業者」「ビジネス野郎」と考えた方がいいでしょう。

 「ベテラン選手になると転売されないように、『名前書くから教えて』とか『キミ、さっき並んでいたよね。1人1回だから守ってね』とピシャリ釘を刺せる人もいる。名前を書かれてしまうと、転売する上での価値がなくなりますからね」(前述の記者)

 こういった行為を取り締まる手段はあるのでしょうか。球界関係者は強い口調でこう言います。

 「簡単です。絶対に買わないことです。欲しがるから彼らはビジネスとして張り切り、結果的に選手たちや善良なファンが苦しむことになる。転売ヤーはいつも球場にいますが、そんなことやるヤツは、いくら野球が好きでもファン失格ですから」

 今回のビッグボス名刺のうち、いったい何枚が「転売ヤー」の手中に収まったのか-。

 そう考えると悲しい気持ちになってきます。ファンが強い気持ちで対応すれば、プロ野球界から「転売ヤー」の居場所をなくすことは、決して夢物語ではないのです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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