厳しいゲームが続くドルトムント 代表ウィークが終わり、ブンデスリーガはいよいよ佳境に差し掛かる。第26節最大の注目カードは何といってもシャルケとドルトムントが激突する”レビア・ダービー”だ。 今回で公式戦150回目を…


厳しいゲームが続くドルトムント

 代表ウィークが終わり、ブンデスリーガはいよいよ佳境に差し掛かる。第26節最大の注目カードは何といってもシャルケとドルトムントが激突する”レビア・ダービー”だ。

 今回で公式戦150回目を迎えるこのダービーは、強烈なライバル同士の対戦とあって両チームのファンにとっては何よりも重要な一戦。最近4度の対戦成績はドルトムントの2勝2分となっており。ホームで宿敵を迎え撃つシャルケとしてはプライドに掛けて是非とも勝利したいところ。

 ここからバイエルン戦、チャンピオンズリーグのモナコ戦と重要な試合が続くドルトムントも、ダービーでの勝利で勢いに乗りたい。先発入りに期待の掛かるMF香川真司にとって、これまで対戦してきたクラブの中で最も多い4ゴールを奪っているのが実はシャルケ。今季リーグ戦14試合に出場しながらまだゴールのない香川の今季初ゴールはこの試合で生まれるかもしれない。

 王者バイエルンはアウクスブルクをホームに迎える。2位ライプツィヒに13ポイント差をつけ、早くも5連覇が見えてきたバイエルンはホームで17試合負けていない。現在21ゴールで得点ランク3位につけるFWロベルト・レバンドフスキにとって、過去11試合で13ゴールを奪っているアウクスブルクは”お得意様”。入れ替え戦圏内まで2ポイントと残留争いの真っただ中にあるアウクスブルクとしては勝ち点1を目指した戦いになる。

 5位ヘルタ・ベルリンは4位ホッフェンハイムをホームに迎えての上位対決に臨む。アウェイでは苦しんでいるヘルタだが、ホームではリーグ最多の31ポイントを稼ぎ出している。そんなヘルタに対してホッフェンハイムがどのような戦いを見せるかに注目だ。原口は前節3失点に絡んだミスをダルダイ監督から名指しで指摘されており、この試合で先発に名を連ねるかは微妙なところとなっている。

《文=山口裕平》