東京体育館を舞台に連日熱戦を繰り広げる「2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)」<1月24~30日>が折り返しを迎えた。 大会中日の27日には男女シングルスおよびダブルスで「スーパーシード」と呼ばれる選手が登場。スーパーシー…

 東京体育館を舞台に連日熱戦を繰り広げる「2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)」<1月24~30日>が折り返しを迎えた。

 大会中日の27日には男女シングルスおよびダブルスで「スーパーシード」と呼ばれる選手が登場。スーパーシードとは前回大会でシングルス種目ベスト32、ダブルス種目ベスト16に入った強豪たちだ。卓球界のスターが合流することで会場の雰囲気は一気に華やぐ。

また、本日決勝を迎える混合ダブルスでは優勝ペアが決定。ジュニア男女シングルスでも栄えある優勝者が決まる。


混合ダブルスでは準決勝と決勝が行われる。

優勝候補の筆頭は当初、世界卓球2021ヒューストン銀メダルの実力からいって張本智和/早田ひな(日本生命)が妥当と思われたが、ここまで2試合の勝ち上がりを見ると2人の本領はまだ発揮できていない様子。

準々決勝の相手である宇田幸矢(明治大学)/木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)は2019年の世界ジュニアで日本史上初となる金メダルを獲得しているペアだ。新鋭ペアが「はりひな」を崩す可能性も出てきた。

 その宇田/木原の猛攻を退け張本/早田が決勝に駒を進めると、楽しみな対戦が待っている。反対側の山で張本の妹・美和(木下アカデミー)が準決勝に勝ち残っているのだ。

美和の相棒はダブルス巧者の田添健汰(木下グループ)。まだ13歳の彼女は13歳上で同じ木下グループの先輩である田添を「すごい気遣ってくれる」と全幅の信頼を寄せており、兄・智和には「負けないでね。決勝でできたらいいねと伝えてある。本当にやれたなら気合いの面でも技術の面でも負けないように頑張ります」と意気込みを話している。

2人が準決勝で対戦するのは、吉村真晴(愛知ダイハツ)/鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)。吉村は世界卓球2017ドイツで石川佳純(全農)と混合ダブルス金メダルに輝いた難敵だ。

 東京オリンピックの水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)金メダル獲得で脚光を浴びた混合ダブルス。世界も注目する日本一の称号を手にするのはどのペアだ!?

■2022年全日本卓球選手権 試合日程・各種目ドロー