松山はソニー・オープンでアジア人最多に並ぶ米ツアー8勝目を記録 16日(日本時間17日)まで行われた米男子ゴルフのソニー・オープンで、松山英樹(LEXUS)がアジア人最多勝記録に並ぶ米ツアー通算8勝目を挙げた。記録で並ばれた崔京周(韓国)は…

松山はソニー・オープンでアジア人最多に並ぶ米ツアー8勝目を記録

 16日(日本時間17日)まで行われた米男子ゴルフのソニー・オープンで、松山英樹(LEXUS)がアジア人最多勝記録に並ぶ米ツアー通算8勝目を挙げた。記録で並ばれた崔京周(韓国)は、松山について「ヒデキはもっと勝つ」「若くして情熱を持っていた」などと絶賛しているという。海外メディアが伝えている。

 ソニー・オープンでは、通算23アンダーで並んだラッセル・ヘンリー(米国)とのプレーオフを制した松山。プレーオフ1ホール目、残り277ヤードからの第2打はピンそば1メートル弱につけるスーパーショットとなった。イーグルを奪い、崔に並ぶ米8勝目を手にした。

 香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は、「ヒデキ・マツヤマのハワイでの勝利はPGAツアーにおけるアジア人ゴルファーの黄金時代の幕開けになる」との見出しで記事を掲載。松山を称賛する崔のコメントも伝えている。

 現在51歳の崔は、2002年に韓国出身選手として初のPGAツアー優勝者となり、08年のプレーヤーズ選手権で米8勝目を記録している。

 崔は「私が彼に初めて会ったのは彼が19歳か20歳の時だった。彼は若くして情熱を持っていた」「私はそのことをずっと覚えている。彼は落ち着いていて、自分をコントロール出来ていた。将来活躍すると思っていた」と、若き日の松山の印象を振り返った。

松山と話した2015年の思い出「将来に目を向けるのが大事と…」

 松山の実力について、崔は「彼は他とは違う特別なゴルフスキルを持っていた。独特なテクニックだ。柔軟性とスピードは素晴らしく、彼は今からでももっと上達すると思うよ」と絶賛。今後も活躍し続けるために「大事なことは怪我をしないこと」と指摘し、こう続けている。

「最重要なことだ。コンディションを維持できれば、絶対もっと勝つ。選手は記録を破り、新しい記録を作る為に存在すると思う。それを達成する為にベストを尽くすべきだ。私が達成したことをヒデキが成し遂げてくれて嬉しいよ」

 2015年、韓国で行われたプレジデンツカップで松山と話したことが印象に残っているという。「私はヒデキに将来に目を向けることが大切だと話しました」「長くゴルフ界で活躍するためにはいつでも一生懸命に練習し、他の選手や自分の家族にリスペクトの気持ちを持つことが必要なんだ」。

 昨年マスターズ王者となった松山。10月には日本開催大会のZOZOチャンピオンシップも制すなど、評価を高め続けている。崔は「ヒデキの記録は若い世代に影響を与え、アジアの選手は彼のようになりたいと思うでしょう。『もうすぐアジアからNo.1の選手が生まれる』と私は最近のインタビューで話しました。怪我が無ければ、ヒデキはもっと勝ち続ける」と太鼓判を押していた。(THE ANSWER編集部)