【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・1/23 アメリカJCC(GII…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・1/23 アメリカJCC(GII・中山・芝2200m)
後方を追走したキングオブコージが直線で外から伸びて差し切りました。一昨年5月の目黒記念以来となる重賞制覇です。このときは1勝クラスから4連勝と勢いに乗っての勝利でしたが、その後、右前肢を骨折して約1年間の休養を挟み、今回は休み明け3戦目。時間は掛かりましたがようやく休養前の水準に戻ってきました。
仏G3クレオパトル賞(芝2100m)を勝ったハラジュク(父ディープインパクト)の半兄で、父ロードカナロアはアーモンドアイ、サートゥルナーリア、ダノンスマッシュなどの活躍馬を出しています。
母方にサドラーズウェルズを持つロードカナロア産駒は長めの距離を苦にしない傾向があり、芝2000m以上で連対率38.9%(54戦21連対)と抜群の成績を挙げています。ロードカナロア産駒全体の芝連対率が21.5%ですから倍近い数値です。サドラーズウェルズを持ち、なおかつサンデーサイレンスを持たない重賞勝ち馬は、本馬とパンサラッサ(福島記念)の2頭。
本馬は過去に府中の目黒記念を勝っているとはいえ、サドラーズウェルズ―ガリレオのラインは小回り向きの適性を伝えるので、どちらかといえば中山のほうが合うタイプではないかと思われます。
◆今週の血統注目馬は?
・1/30 宝満山特別(1勝クラス・小倉・芝2600m)
小倉芝2600mに強い種牡馬はオルフェーヴル。連対率34.8%は優秀で、2012年以降、当コースで10走以上した28頭の種牡馬のなかで第2位の数値です。当レースにはエリカヴァレリア、マイネルクロンヌの2頭が登録しています。
狙いはエリカヴァレリア。小倉芝2600mでは過去3回走って[1-1-1-0]。前走は勝負どころで前が壁になって動くに動けず、直線で外に出してから猛然と追い上げたものの3着。もったいない競馬でした。今回は中1週となりますが、このクラスでは力が一枚上なので、スムーズな競馬ができれば結果はついてくるでしょう。
(文=栗山求)