アメリカJCCは過去10年、1番人気は【3-3-0-4】と馬券内率60%を誇る。1番人気は5年連続で連対中と、穴党の出番が少ないレースに思えるが、2019年には単勝1.7倍で1番人気のフィエールマンが2着に敗れ、単勝38.5倍の7番人気シャケトラが制して、3連単は12万3550円の波乱となった。
今年は前年・菊花賞2着のオーソクレースが参戦。しかし、菊花賞組は【1-3-0-4】と取りこぼしも多く、今年も付け入る隙はあると見た。
狙いは、中山・非根幹距離のコース巧者。前述のシャケトラも日経賞勝ちがあり、有馬記念で0秒5差の6着と中山の非根幹距離を得意としていたように、中山芝2200mというトリッキーな舞台ではコース適性が重要となる。今回はコース適性を重視した「穴馬」3頭をピックアップしていく。
◆【アメリカジョッキークラブカップ2022予想/穴馬アナライズVol.2】単勝“6人気”以下の惑星 実績不足をカバーする「コース巧者」
■ラストドラフト
桜の女王マルセリーナの初仔であるラストドラフトは、3歳時に中山で京成杯を快勝して一躍2019年のクラシック候補に名乗りを上げたものの、以降は勝ち星に恵まれず苦しい戦いが続く。昨秋は毎日王冠から始動するも13着に敗れ、次戦の天皇賞・秋で8着、前走の中日新聞杯では9着に沈んでいる。
近走は結果の伴わない走りが続いており、6歳という年齢を考えれば再上昇のハードルはかなり高そうにも見えるが、ラストドラフトにとって中山芝2200mは大の得意舞台。2年前のアメリカJCCではグランプリホースであるブラストワンピースの3着に好走すると、昨年の同競走では、菊花賞でコントレイルと接戦を演じていた勝ち馬のアリストテレスからコンマ1秒差の3着に健闘している。
もともとパワーと持続力があるタイプなので直線の急坂でも脚色が衰えないことに加え、この時期の中山は瞬発力勝負になりづらい傾向も。買い材料は揃っているにも関わらず、惨敗続きで盲点となった今回は積極的に狙ってみたくなる存在で、ここが復活の舞台となる可能性に賭けてみたい。
◆【アメリカジョッキークラブカップ2022予想/穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“30倍”以上の伏兵 前走完敗から「巻き返し必至」
◆【アメリカジョッキークラブカップ2022予想/危険な人気馬】高配当メーカーの穴馬に再注目 中山最終週で「また波乱を演出する」
◆【東海ステークス2022予想/穴馬アナライズVol.1】距離延長で“新味”の盲点 好条件で「穴をあける気配」
▼UMAJINチャンネル「必勝!岡井塾-AJCC&東海S編」
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。