世界21位のカレーニョ・ブスタが見せたプレーとは テニスの4大大会・全豪オープン(OP)で生まれた珍事が話題だ。19日の男子シングルス2回戦。世界ランク21位のパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)が、敵陣コート内にあるボールに触れて得点し…

世界21位のカレーニョ・ブスタが見せたプレーとは

 テニスの4大大会・全豪オープン(OP)で生まれた珍事が話題だ。19日の男子シングルス2回戦。世界ランク21位のパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)が、敵陣コート内にあるボールに触れて得点したシーンを大会公式が動画で公開。海外ファンは「これは新しい」「何が起きているんだ」と目を白黒させている。

 規則は破っていない。カレーニョ・ブスタが、敵陣コート上にあるボールに触れて得点した。1-1で迎えた第3セット第8ゲーム。スマッシュをミスした相手の返球が、カレーニョ・ブスタのコートのネット際右端でバウンド。これにバックスピンがかかっていたのか、ボールは敵陣にゆっくりと戻っていった。

 カレーニョ・ブスタはこれを利用。十分に追いつく時間もあったため、ネットを横切るような位置まで移動すると、ラケットを敵陣コート内にあるボールに伸ばし、ちょこんと触れて得点した。予想外のプレーに、カレーニョ・ブスタは飛び跳ねてガッツポーズした。

 世界ランク62位のタロン・フリークスポール(オランダ)との試合で生まれた珍事。機転を利かせた得点には現地実況席も大興奮で「これは凄い」「センセーショナルです」と伝えると、「ネットを触らない限りルール上問題ありません」と説明を付け加えた。

 実際の映像は全豪OP公式ツイッターも公開。「メモ。カレーニョ・ブスタの信じられないテニス」と文面につづった。海外ファンからは「こんなの今まで見たことない」「これは新しい」「何が起きているんだ」「賢いね」「ちょっと、これ凄いな」「ビックリ」と驚きの声が上がっている。このセットを奪ったカレーニョ・ブスタは、第4セットを失うも最終セットを6-4で制して粘り勝ち。3回戦進出を決めた。(THE ANSWER編集部)