メドベと車中でかわした誓い　北京五輪掴んだ米代表が感謝「彼女は能力染みこませた」

米男子代表になったブラウンが動画を公開「永遠に感謝」

　フィギュアスケートで平昌五輪の男子シングルに出場予定のジェイソン・ブラウン（米国）がツイッターを更新。平昌五輪の女子シングルで銀メダルを獲得したエフゲニア・メドベージェワ（ロシア）との秘話を明かし、感謝を伝えた。2人が車内で誓いあう映像も公開。「永遠に感謝してるよ。エフゲニア」などと記している。

　4年前にかわした誓いを忘れなかった。ブラウンが公開した映像で、隣に座っていたのはキャップをかぶったメドベージェワだった。停車中の座席から、フロントガラスにステッカーを貼った模様。「何を貼ったの？」とブラウンが尋ねると、スマホに北京五輪のロゴを映し出したメドベージェワは「似てるでしょ？」と答えた。

「どうして貼ったの？」と聞かれたメドベージェワは「私たち（この目標を）達成しなきゃ！」とブラウンの方を指差す。北京五輪を目指すということを理解したブラウンも、カメラを自撮りするように持ち直し「2022年オリンピック！　僕らのゴール！　そこで会いましょう」と笑顔で話した。メドベージェワもピースサインで嬉しそうだ。

　実際の映像を公開したブラウン。投稿文面には「4年前に彼女がステッカーを貼った動画を見つけた！　彼女は自分に目標と方向性、そして自分には出来るなんて思ってもいなかった集中する能力を浸み込ませました……永遠に感謝してるよ。エフゲニア、愛してる！　会うのが待ちきれない！」と記した。

　北京五輪の米国代表に選ばれたブラウン。五輪公式ツイッターでは、全米選手権後の会見でこのエピソードについて語る映像が公開されていた。「エフゲニアをリンクに連れて行った最初の日、彼女が北京五輪のステッカーを窓に貼ったんです。それから常にそれを見るようになった。4年間ね。それが目標だった」。メドベージェワが貼ったステッカーは、ブラウンにとって北京五輪を目指す大きなモチベーションとなっていたようだ。（THE ANSWER編集部）