開幕から約3週間が過ぎたメジャーでは、24日(日本時間25日)から始まる第4週に、注目の“ライバル対決”が各地で繰り広げられる。これを受けて、MLB公式サイトでは「新たなるライバル関係:今週注目10の見どころ」と題した特集記事を掲載した。■…

開幕から約3週間が過ぎたメジャーでは、24日(日本時間25日)から始まる第4週に、注目の“ライバル対決”が各地で繰り広げられる。これを受けて、MLB公式サイトでは「新たなるライバル関係:今週注目10の見どころ」と題した特集記事を掲載した。

■26日からレッドソックスvsヤンキースのライバル対決がスタート

 開幕から約3週間が過ぎたメジャーでは、24日(日本時間25日)から始まる第4週に、注目の“ライバル対決”が各地で繰り広げられる。これを受けて、MLB公式サイトでは「新たなるライバル関係:今週注目10の見どころ」と題した特集記事を掲載した。

 24日から始まるカードでは、ジャイアンツが同地区ライバルのドジャースを本拠地に迎える他、近年ナ・リーグ中地区優勝争いを繰り広げているパイレーツvsカブス、今季のリーグ優勝決定シリーズで対戦する可能性が考えられるインディアンスvsアストロズなどが予定されている。そして、忘れてはならないのが、ボストンで行われるレッドソックスvsヤンキース3連戦だろう。

 記事では、見どころの1つとして、メジャーの“伝統の一戦”とも言えるレッドソックスvsヤンキース3連戦をピックアップし、「これまで同様に期待できる」と評している。下馬評では「レッドソックス優勝が満場一致の意見」としながらも、「ヤンキースは調子のいいベテランと好スタートを切った才能ある若手がいる最も興味深いチーム」とし、3連戦の行方に注目している。

 そして、3連戦の真ん中、2試合目に予定されているのが、レッドソックス左腕セールとヤンキース田中の投げ合いだ。オフにホワイトソックスからトレード移籍したセールは、今季4試合に先発して1勝1敗ながら、投球回数は29回2/3で防御率0.91、わずか6四球に対して42奪三振でWHIPは0.71という驚異的な数字。「鳴り物入りでやってくる選手の中には、期待に外れるどころかそれ以上のことを成し遂げる選手もいる」と大絶賛だ。

■セールは防御率0.91と絶好調、一方の田中は…

 一方の田中は、3年連続開幕投手を務めながらも開幕からつまずき、ここまで4試合に投げて2勝1敗。防御率は6.00、10四球に対して19奪三振、WHIPは1.67と奮わないが、少しずつ状態は上がっている。田中はこれまで敵地でのレッドソックス戦に5度先発し、2勝1敗、防御率4.34の成績。決していい数字ではないが、大舞台でセールとの投げ合いともなれば、緊迫した投手戦が展開される可能性はある。

 特集記事でも投手戦を期待しているようで「水曜日(現地)の試合はセールvsマサヒロ・タナカ。ポップコーンを用意するように」と、腰を据えてじっくり観戦することをオススメしている。

 ここまで打線の援護に助けられる試合が多かった田中だが、絶好調のセールに匹敵、あるいは凌ぐ快投を見せることが出来るだろうか。注目だ。