北京五輪の一騎打ち予想「チェンとハニュウが本命になる」 フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、大会6連覇を目指すネイサン・チェンが115.39点で首位発進となっ…

北京五輪の一騎打ち予想「チェンとハニュウが本命になる」

 フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、大会6連覇を目指すネイサン・チェンが115.39点で首位発進となった。米地元テレビ局「ローカル10」では2月に行われる北京五輪で、3連覇を狙う羽生結弦(ANA)とともにチェンを優勝候補の大本命に挙げている。

 歴代大会最高の115.39点を叩き出したチェン。2大会連続の五輪出場に大きく前進したが、記事では平昌五輪後の快進撃に改めて注目した。

「2018年の五輪以降、14大会連続優勝を飾っていたチェンの10月のスケートアメリカでの苦闘は衝撃だった。彼は1週間後のスケートカナダでの優勝ですぐさまトップに返り咲き、土曜日はかつてないほどに優秀だった」

 グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカで3位に終わった以外、平昌五輪後の出場大会で全て1位だったチェン。この日は全てのジャンプを着氷させ、自らの持つ大会記録を更新させたSPは記事でも高く評価されている。

 そして、北京五輪では一騎討ちを予想。「チェンと日本の2大会五輪王者のユヅル・ハニュウが北京大会の本命になる。近代五輪で、3大会連続で優勝した人間は存在しない」と紹介した上で「チェンはショートプログラム(SP)の大失敗で勝機を失った平昌以来、ハニュウに負けていない。ハニュウは全日本選手権で最近優勝したが、SPの得点はチェンの土曜日よりも4点以上低い」と指摘している。

 怪我から復活し、94年ぶりの男子フュギュア3連覇を目指す羽生に対し、平昌後に快進撃を見せていたチェンの対決に、米メディアも注目の度合いを高めている様子だ。(THE ANSWER編集部)