聖地・国立で選手権を制するのは、3年ぶりの優勝旗を持ち帰りたい青森山田か?悲願の初優勝を狙う大津なのか? 2022年1月10日、「第100回全国高校サッカー選手権大会・決勝」が(東京・国立競技場で)開催される。 「自分たちらしいサッカー…

聖地・国立で選手権を制するのは、3年ぶりの優勝旗を持ち帰りたい青森山田か?悲願の初優勝を狙う大津なのか?

2022年1月10日、「第100回全国高校サッカー選手権大会・決勝」が(東京・国立競技場で)開催される。

「自分たちらしいサッカーが(準決勝・高川学園戦の)勝因だったと思います」

青森山田の10番・松木玖生(3年)は、勝利に貪欲で、常に冷静だ。指揮官・黒田監督もまた、静かに言葉を残していた。

「青森山田らしいサッカーをしよう」

高川学園を大量得点で圧勝し、決勝進出を決めた青森山田。ハイプレス、ハードワーク、など「なんでも(表現)できるサッカー」が青森山田らしさだとするのならば、他校は脅威しかないだろう。中1日で迎える決勝に向け、リカバリーやメンタル・切り替えが重要となる。

夢舞台・国立のピッチで、指揮官の掲げる個性がどこまで表現できるのか、注目したい。

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対する大津は、異例の状況で、決勝・夢舞台への切符を手にしている。

7日夜、ベスト4進出を決めていた関東一が(選手2名の新型コロナウイルス陽性反応を受け)選手権出場を辞退。準決勝・第1試合は中止となり、大津の決勝進出が決定した。大津は、身長191cmのFW・小林俊瑛(2年)が超高校級の高さを備え、初優勝を目指す。

コンディション的には有利な状況だが、国立の試合感を経験できていない。ここまできたら、選手たちも90分倒れるまで走り続ける覚悟は決まっているはずだ。

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文/スポーツブル編集部

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