第30回全日本高校女子サッカー選手権は9日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市)で決勝があった。 7年ぶり選手権Vを狙う日ノ本学園(兵庫)と、インターハイ女王の神村学園(鹿児島)の決戦は、途中出場のMF稲田雛のスーパーゴールなどで神村学園が3…
第30回全日本高校女子サッカー選手権は9日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市)で決勝があった。
7年ぶり選手権Vを狙う日ノ本学園(兵庫)と、インターハイ女王の神村学園(鹿児島)の決戦は、途中出場のMF稲田雛のスーパーゴールなどで神村学園が3-0で勝利。“夏冬2冠”を達成した。
互いに選手権常連校だが、決勝での顔合わせは初となった。
前半は神村学園のキャプテンMF愛川陽菜が攻守の起点となり、ゲームを動かしていく。劣勢気味の日ノ本学園だったが、GK川幡凪らが冷静に対応しゴールを割らせなかった。
前半38分、神村学園の守備の中心を担っていたセンターバックのDF井手口怜央が負傷退場するアクシデントが発生。代わってMF稲田雛がピッチに立つ。
試合を動かしたのは、途中出場した稲田だった。後半20分、右サイドでクリアボールを引っ掛けて奪うとペナルティエリアに侵入し左足を振り抜く。井手口の思いも乗せた強烈な一撃はゴール左隅に突き刺さり、待望の先制点を挙げた。
勢いづいた神村学園は40分にMF愛川が追加点、アディショナルタイムにMF三冨りりかが技ありのボレーシュートで3点目を奪い、3-0で日ノ本学園に勝利。16大会ぶり3度目の優勝を飾った。
【試合結果】
◇決勝
<日ノ本学園 0-3 神村学園>
後半20分 MF稲田雛(神村学園)
後半40分 MF愛川陽菜(神村学園)
後半47分 MF三冨りりか(神村学園)