両校優勝で幕を閉じる

【スコア】
四日市中央工 2-2(延長0-0) 帝京

【得点者】
前半39分 1-0 松波正信(帝京)
後半18分 1-1 山岡貴徳(四日市中央工)
後半28分 2-1 松波正信(帝京)
後半36分 2-2 小倉隆史(四日市中央工)

翌年にJリーグ開幕を控えた1992年、第70回全国高校サッカー選手権大会決勝で四日市中央工(三重)と帝京(東京A)が対戦した。
”四中工三羽烏”と呼ばれた中西永輔(元ジェフユナイテッド市原など)、小倉隆史(元名古屋グランパスなど)、中田一三(元横浜フリューゲルスなど)を擁する四中工に対し、松波正信(元ガンバ大阪など)や阿部敏之(元浦和レッズなど)らが準決勝で市立船橋を相手に大逆転劇を見せた帝京の一戦。そのなかでも、エースである小倉と松波の対決は大きな注目を集めた。


試合を先に動かしたのは帝京。前半39分、コーナーキックから松波がゴール前に走り込むと、ヘディングで先制点を決めて前半を1-0で折り返す。
しかし後半18分、左サイドからのクロスに山岡貴徳が頭で合わせるとキーパーの頭上を超えてゴール。四中工が試合を振り出しに戻す。

その後、帝京が突き放しにかかる。後半29分、中盤でボールを奪うとすぐさま前線にパスを供給。浮き玉のパスに松波が抜け出すとゴールへ流し込み、勝ち越しゴール。松波の今大会最多となる7点目で帝京が再びリードする。


このまま試合が終わると思われたが、後半36分に四中工が相手陣内深くでフリーキックを獲得。このチャンスに小倉がダイビングヘッドで押し込む劇的同点弾を決めて、試合は再び振り出しへ。延長戦に突入するも決着がつかず、2−2で試合終了。歴史に残る激闘を繰り広げた決勝戦は両校優勝で幕を閉じることとなった。