SP3位リウと14位グレンが棄権、翌日は男子SPなど控える状況で… フィギュアスケートの全米選手権は女子フリーが7日(日本時間8日)に行われるが、前日のショートプログラム(SP)に出場し、3位だったアリサ・リウと14位だったアンバー・グレン…

SP3位リウと14位グレンが棄権、翌日は男子SPなど控える状況で…

 フィギュアスケートの全米選手権は女子フリーが7日(日本時間8日)に行われるが、前日のショートプログラム(SP)に出場し、3位だったアリサ・リウと14位だったアンバー・グレンが新型コロナウイルス感染によりフリーを棄権した。

 オミクロン株が世界的に猛威を振るう中、北京五輪代表をかけた全米選手権に影響をもたらした。前日6日(同7日)のSPで3位につけていたリウ、そして14位だったグレンが新型コロナウイルス陽性により、フリーの舞台に立てなかった。

 グレンはインスタグラムを更新し、「2度の陰性、ソーシャルディスタンスを取ってマスクもして、空港も避けました。しかし、残念なことに48時間でだるさを感じるようになってしまいました」と万全な対策を取っていながら感染したことを明かした。

「普段は感じない大会へのストレス、もしかするとアレルギーの影響かなと思っていましたが、昨日のパフォーマンスと2日間の練習が全然ダメだったので、何か違和感を覚えていました」とも記し、不調だったSPから体調に変化を感じていたようだ。

「心苦しいですが報告しないといけません。今朝のアップ後の検査でコロナ陽性となってしまいました。これにより米国選手権から退かなくてはいけません」と苦しい胸中を明かしていた。

 大会中に複数人の選手が棄権するという状況を受け、米紙「USAトゥデー」のコラムニスト、クリスティン・ブレナン氏は「米国選手権は今や危機的状態になっていると言わざるを得ません」とツイートした。

「コロナが他の選手にも感染しました。アンバー・グレンのことです。彼女はこの2日間体調が良くなかったと話しています。ネイサン・チェンやヴィンセント・ジョウ、他の選手たちを大丈夫と言って良いのでしょうか?」と記し、翌日に行われる男子SPへの影響を懸念していた。(THE ANSWER編集部)