モナコ・モンテカルロで開催された「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)はシングルス決勝が行われ、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第15シード…

 モナコ・モンテカルロで開催された「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)はシングルス決勝が行われ、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第15シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-1 6-4で破り、2年連続10度目の優勝を飾った。

 同一大会で10度の優勝は1968年のオープン化以降で初。また、この優勝はナダルにとってクレーコート大会で50勝目(ギジェルモ・ビラスの49勝を抜き単独1位)、キャリア通算で70勝目(グランドスラム14回優勝を含む)となる。

 近年はケガに悩まされてきたナダルだが、今季は本格復帰を果たし、全豪オープン、アカプルコ(ATP500)、マイアミ(ATP1000)の3大会で決勝に進出。しかし3連敗を喫し、待望の優勝となった。昨年4月のバルセロナ(ATP500)以来、およそ一年ぶりのタイトル獲得でもある。

 ナダルとラモス ビノラスの対戦成績は2013年、2015年のバルセロナ(ATP500/クレーコート)に続き、これでナダルの3連勝となった。

 ラモス ビノラスは決勝で敗れはしたが、今大会で目覚ましい活躍を見せた。3回戦で世界1位のアンディ・マレー(イギリス)を破り、31大会目のマスターズ本戦出場で初の8強入りを決めると、準々決勝では第5シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、準決勝では第11シードのルカ・プイユと、上位シードを立て続けに倒しての決勝進出だった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)