9日に中京競馬場で行われるシンザン記念(GIII、芝1600m)の「血統傾向」を…
9日に中京競馬場で行われるシンザン記念(GIII、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。
3歳クラシックの登竜門とされる一戦だが、今年はディープインパクト産駒が不在。キタサンブラック産駒のラスール、ドレフォン産駒のウナギノボリやカワキタレブリーなど、新種牡馬の産駒が6頭出走し、種牡馬の新・戦国時代の到来を予見させるメンバーが揃った。
ここでは、血統データから読みとくシンザン記念の推奨馬を紹介する。
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■父・母父ともにキングカメハメハに注目
シンザン記念は昨年に続いて中京開催のため、データは2017~22年の中京芝1600mの重賞レースを対象とし、昨年の同レース、過去2年の京都金杯、2017~19年の中京記念で集計。種牡馬成績は以下の通り。
キングカメハメハ系種牡馬が【2-1-1-10】(勝率14.2%、連対率21.4%、複勝率28.6%/単回収値344)と好調で、母父サンデー系は【2-1-0-4】(勝率28.6%、連対率、複勝率42.9%/単回収値688)と抜群の相性を誇る。年明けの京都金杯では、同配合のダイワキャグニーが11番人気2着と好走しており、今の馬場にもフィットする。
母父サンデー系を見ると、2019年の中京記念を制したグルーヴィットは母父スペシャルウィーク、21年の京都金杯を制したケイデンスコールは母父ハーツクライと、スタミナ豊富なタイプだった。
今年、キングカメハメハ系種牡馬の産駒は3頭。このうち母父サンデー系は、母父ダイワメジャーのショウナンアメリアと、母父マーベラスサンデーのシーズザデイの2頭になるが、前述のスタミナ配合を意識すれば、おのずとシーズザデイは“買い”のジャッジとなる。
重厚な母父サンデー系が好成績を収めている理由の一つが、直線に急坂があるタフな中京芝1600mの特性。そこでチェックしておきたいのはロベルト系種牡馬で、抽出条件のデータではモーリス産駒が【1-1-0-2】、スクリーンヒーロー産駒が【0-1-0-2】と馬券に絡んでいる。
今年の出走馬でロベルト系は、エピファネイア産駒のセルバーグ、モーリス産駒のソリタリオの2頭。なかでもソリタリオの父モーリス×母父キングカメハメハの牡馬は、芝左回りで【8-4-0-6】(勝率44.4%、連対率、複勝率66.7%/単回収値112)、さらに根幹距離に絞れば【5-3-0-1】(勝率55.6%、連対率、複勝率88.9%/単回収値123)と安定感があり、軸には同馬を推奨したい。
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文・SPREAD編集部