前編ではラスールとソリタリオの追い風となるデータについて取り上げたが、後編ではデータ面から浮上する穴馬候補2頭を取り上げる。
◆【シンザン記念2022予想/データ攻略-前編】「馬券内率75%」の強力データが後押し、名牝2頭に続けるか注目
■データが導く2022シンザン記念の穴馬候補
<穴候補1 ビーアストニッシド>
10頭中9人気だった前走京都2歳Sで2着。展開利などでフロック視されている印象を受けるが、今回は「ほぼ確約された戦法」が大きな力となりそうだ。
・アメリカンペイトリオット産駒×逃げ戦法での成績【5-1-6-7】
馬券内率63.2%以上に注目すべきは回収率。複勝回収率は308%、単勝回収率にいたっては驚異の661%だ。「戦前に逃げることがわかっていれば苦労しないよ」との声が上がりそうだが、前走逃げる競馬で重賞2着かつ最内枠を引き当てたビーアストニッシドに関しては逃げない理由を見出すのが難しい。昨年のピクシーナイト同様、逃げた馬がそのまま押し切るシーンは想定すべきだろう。
<穴候補2 ウナギノボリ>
前走は1勝クラスを勝ち切れず。さすがに重賞のメンバー相手では荷が重い……そんな不安要素をかき消すデータをご紹介したい。
・中京芝での成績【1-1-0-0】
これまで同馬が馬券外に敗れた2戦はいずれも中京以外のコース。それでも同じ左回りの東京芝1600mでは4着と健闘しており、単純に左回りが合うのだろう。前走で接戦を演じたソリタリオが今回人気の一角となれば、この馬とて軽くは扱えない。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「シンザン記念編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。