モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)は20日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)、…

 モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)は20日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)ら12人のシードが登場し、そのうち10人が3回戦に進んだ。

 すでに前日に3回戦進出を決めていた第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第10シードのダビド・ゴファン(ベルギー)、第16シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)を含めると、16人のシードのうち13人が3回戦に進み、敗れたのは3人となった。

 シードダウンは前日に敗退した第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)のほか、この日は第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に6-4 3-6 2-6で、第12シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)はディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に3-6 6-7(3)で敗れた。

 世界1位のマレーは右肘の故障のため、3月のマイアミ・オープン、4月上旬のデビスカップ・ワールドグループ準々決勝「フランス対イギリス」(クレーコート)を欠場し、およそ1ヵ月の休養を経てのプレーとなった。ジル・ミュラー(ルクセンブルク)を相手に各セットの立ち上がりでサービスダウンをしたものの、7-5 7-5のストレート勝利をおさめた。

 ワウリンカはイリ・ベセリ(チェコ)に対して32本のウィナーを決め、ベセリのサービスを5度ブレークして6-2 4-6 6-2で破った。ナダルはカイル・エドマンド(イギリス)から1ゲームも落とさずに第1セットを奪ったあと、エドマンドの激しい抵抗に遭ってやや苦戦したが、8度のサービスブレークを果たして6-0 5-7 6-3で勝利した。

【シード選手 2回戦結果】※[ ] 数字はシード順位、Qは予選勝者

アンディ・マレー(イギリス)[1] 7-5 7-5 ジル・ミュラー(ルクセンブルク)

アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)[15] 6-2 6-2 カルロス・ベロック(アルゼンチン)[Q]

トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)[9] 3-6 6-1 6-4 トミー・ハース(ドイツ)

マリン・チリッチ(クロアチア)[5] 6-3 6-0 ジェレミー・シャルディ(フランス)

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スタン・ワウリンカ(スイス)[3] 6-2 4-6 6-2 イリ・ベセリ(チェコ)

パブロ・クエバス(ウルグアイ)[16] 6-3 6-3 ジョアン・ソウザ(ポルトガル)

ルカ・プイユ(フランス)[11] 6-2 6-4 パオロ・ロレンツィ(イタリア)

アドリアン・マナリノ(フランス)[Q] 6-7(3) 6-2 6-3 ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)[7]

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ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)[Q] 4-6 6-3 6-2 グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[8]

ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)6-3 7-6(3) ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)[12]

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[14] 6-0 6-4 フェリシアーノ・ロペス(スペイン)

ラファエル・ナダル(スペイン)[4] 6-0 5-7 6-3 カイル・エドマンド(イギリス)

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ドミニク・ティーム(オーストリア)[6] 6-3 6-2 ロビン・ハッサ(オランダ)

ダビド・ゴファン(ベルギー)[10] 7-5 6-1 ニコラス・アルマグロ(スペイン)

パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[13] 6-4 6-4 カレン・カチャノフ(ロシア)

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-3 3-6 7-5 ジル・シモン(フランス)

 木曜日はトップ4シードがメインコートに続いて登場する。第1試合はマレー対ラモス ビノラス、第2試合はワウリンカ対クエバス、第3試合はナダル対ズベレフ(ドイツ)、第4試合はジョコビッチ対カレーニョ ブスタ(スペイン)となっている。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)