モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス3回戦。 第1シードのアンディ・マレー(イギリス)、第3シードのス…

 モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス3回戦。

 第1シードのアンディ・マレー(イギリス)、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が思わぬ相手に敗れたあと、ここモンテカルロで2度優勝している第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はマレーと同じようにふらついたものの最終的に危機を乗り越えてパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-2 4-6 6-4で退けた。

 ジョコビッチは第2セット2-0のリードから5ゲームを連続で落とし、数えきれないほどのボールを返球してくる根性あるカレーニョ ブスタに対して力を振り絞って戦わなければならなかった。

 第3セット第9ゲームで15-40とリードを奪われたジョコビッチだったが冷静さを保ち、ネットに出てクロスボレーを決めて試合に終止符を打った。

 「この試合は負けていた可能性も大いにあった。もっと上に勝ち上がりたければ、僕はこのような試合を何度もやるような真似をしてはいけない」と試合後のジョコビッチ。

 これでベスト8が出揃い、ジョコビッチは準々決勝で第10シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。

 そのほかの準々決勝の顔合わせは、ラファエル・ナダル(スペイン)対ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ワウリンカを倒したパブロ・クエバス(ウルグアイ)対ルカ・プイユ(フランス)、マレーを倒したアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)対マリン・チリッチ(クロアチア)となった。(C)AP(テニスマガジン)