​ ​ ​ 西武のベテラン左腕、内海哲也投手(39)の評判がうなぎ上りとなっている。 内海は今季、1軍では2試合登…


 西武のベテラン左腕、内海哲也投手(39)の評判がうなぎ上りとなっている。

 内海は今季、1軍では2試合登板で1勝0敗、防御率7・71に終わった。それでも渡辺GMは来季に関してコーチ兼任として現役続行を認めた。コーチ兼任をオファーした理由については「彼の人となりを見ていたら、指導者に向いている、きっといいコーチになると思った」と巨人から移籍後の3年間を見て判断したという。

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  内海にとってもこのオファーは渡りに船だった。「自分から辞めるっていうのはちょっとまだ踏ん切りがつかなかった。いろいろ葛藤があった中でそういう話をしていただいた。年齢的にも学んでいきたいと思っていたので、すごいありがたい話を頂いたと思います」とコーチ業に手ごたえを感じている。

 すでに「実績」もある。内海チルドレンの1人である、プロ3年目の渡辺は今季17試合に投げ4勝4敗、防御率3・44をマークと飛躍の年となった。奄美大島で行った自主トレ含め、折に触れ丁寧なアドバイスを糧にしてきた。

 そんな内海の存在を今でも忘れられないのが古巣の巨人だ。2018年オフに炭谷のFA移籍に伴う人的補償で西武に移籍。長く投手陣の柱であり、精神的支柱だった内海の流出を許したことで「なぜ内海がプロテクト漏れとなったのか」とネットを中心に球団の姿勢に非難の声が高まった。これを受け、当時の石井球団社長は異例の長文コメントを発表している。

 「長年にわたってジャイアンツのエースを務め、6度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献するだけでなく、同僚選手たちの精神的な柱でもあった内海投手の移籍は大変残念でなりません。今後は埼玉西武ライオンズで、これまで通り子供たちのあこがれの的として活躍し続けていただき、いつの日か、再びジャイアンツに戻ってきてくれることを期待しています」

 移籍した選手に向け、すぐさまジャイアンツへの復帰希望を伝えることは異例中の異例。それだけ内海の存在がチームにとって大きかったかを示すエピソードとなっている。

 そして、今だ。巨人のコーチ陣は若返りを図り、内海と同時代を過ごした中継ぎの山口などもすでにコーチに名を連ねている。

 「今季は投手陣がのきなみ苦しみ、エースの菅野を始め、年間通して働いた投手はいなかった。こんな苦しいチーム状況だからこそ、『内海コーチがいてくれたら』と西武をうらやむ声もあります。実際にあのまま内海が巨人に残っていたとしたら、いいコーチになっていたでしょうし、若手育成にも手腕を発揮したことでしょう」(放送関係者)

 移籍後3年が経過した今となっても熱視線を向けられているというのだ。内海にとっても2022シーズンはプロ19年目、節目の40歳を迎える大事な1年となる。2足のわらじをはくベテラン左腕はどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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