インターハイ学校対抗5連覇と、高校男子卓球界の“絶対王者”愛工大名電高卓球部。その主将を務めたのが篠塚大登だ。篠塚は、類まれなボールタッチを活かし、Tリーグ2020-2021シーズンではベストペア賞を獲得した。高校3年生で臨んだインターハイ…
インターハイ学校対抗5連覇と、高校男子卓球界の“絶対王者”愛工大名電高卓球部。その主将を務めたのが篠塚大登だ。
篠塚は、類まれなボールタッチを活かし、Tリーグ2020-2021シーズンではベストペア賞を獲得した。高校3年生で臨んだインターハイでも学校対抗、ダブルスで優勝、シングルスは3位と好成績を残している。
試合中、クールに戦う小柄なサウスポーは、今、何を思うのか。
【篠塚大登(しのづか ひろと)】2003年12月23日生まれの18歳。愛知県出身。左シェークドライブ型。卓伸クラブから愛工大名電中を経て、現在愛工大名電高校3年生。2021年には全日本選手権ジュニア男子3位、インターハイ学校対抗、ダブルス優勝、シングルス3位、アジア選手権男子団体3位、男子シングルスベスト8の実績を残した。
「声を出すタイミングがわからない」意外な悩み
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
特に去年TリーグのT.T彩たまと契約させてもらって、ダブルスでベストペア賞を獲る経験ができたので、それでもっと上目指そうという気持ちが出てきました。
写真:篠塚大登(左)、曽根翔ペア(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
「なんか出てこないんですよ、声出そうと思っても」
写真:篠塚大登・神巧也ペア(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
世界で勝つために「海外リーグに行ってみたい」
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
でもすぐに世界選手権の選考会があったので、自分の未来に繋がるようにインターハイが終わった後はすぐに切り替えられましたね。
――WTTやアジア選手権にも出場されてましたが、そちらはどうでしたか?篠塚大登:もっと勝ちたかったです。プレースタイルが日本人と違ったり、世界で勝つにはまだまだだなと感じました。海外選手のボールに慣れたいと思ったので、海外リーグに行ってみたいなという気持ちが出てきましたね。
今季はフランスリーグにも参戦する篠塚大登
愛工大名電はなぜ強いのか?
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
先輩方も強いので、その先輩方と中学生の頃から練習できるのは強みだと思います。そこで吸収できるものなどは、他のチームより多いと思います。
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
写真:今枝一郎監督(愛工大名電高校)/撮影:槌谷昭人
充実している時期は「今」
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
その時が一番苦しかったですね。
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:槌谷昭人
クールな左腕は秘めたる熱い思いを持って戦っている。まもなく始まるパリ五輪代表選考で台風の目となるか。篠塚の今後の戦いに注目だ。
続いては全日本ジュニア王者の濵田一輝のインタビューをお届けする。
取材・文:山下大志(ラリーズ編集部)